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再訪して気づくこと(WESTERフリーきっぷ旅 1日目 その2)

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富山駅に到着後、観光案内所で購入した一日乗車券を手に入れる。それを片手に市内電車に乗り、西町という停留所で下車する。目的地のガラス美術館は、そこからすぐ着く。

ここは以前富山に来た時も訪れ、面白いな〜と思った。しかし、展示内容はもう忘れてしまった。だから、もう一度訪れることにした。

それらの中で最も印象に残った作品は、本のオブジェが3つ積み重なったものだ。それは、木・金属・ガラスの3つで作られている。周りを見渡せば、様々な物質に囲まれていることがわかる。しかし、木・金属・ガラスさえあれば、プラスチックなどに頼らずとも、それらだけで多様な表現ができるのではないだろうか、と考えさせられる。

また、ここには図書館が併設されているのだが(図書館の中に美術館があると言った方が正確だろう)、その図書館もなかなか面白い。木材をふんだんに使って温もりがあり、またスケルトン天井かつ上階までつづく吹き抜けが明るく開放的にさせる。だから、居心地が良いのだ。
以前は観覧後に小一時間ほど滞在した。だが、今回は時間も限られている。もう少し居たかったが、出ることにした。

この辺りは古さもまだまだ残っている

ここから再び路面電車に乗って、南下する。
本当なら、富山城跡など街の中心部を巡るつもりだった。が、この一日乗車券、富山地方鉄道の一部区間も使えるということに気づいてしまった。そこで、乗り鉄をすることにした。

これまでは繁華街を走っていたが、西町を出てからは人の生活圏に入ったなと感じるようになる。
さて、昼食はどうしようか。良さそうな富山ブラックラーメン屋が店があるらしい。でも夜から営業か…などスマホとにらめっこしているうちに、終点の南富山に到着する。

南富山駅は地鉄の市内電車線と不二越上滝線の交わる駅。同社の研修センターもあり、地鉄にとっては拠点駅の一つかもしれない。
電車が近づいてくると改札が始まる。そして構内踏切を渡り、乗車する。

(構内踏切を渡った先の、ホームに続く階段から撮影)

富山駅までの途中に稲荷駅がある。この駅のそばには車両基地があり、某番組で六角精児氏が訪れていたのを思い出した。
調べてみると、ここで降りても十数分後に後続の電車が来るらしい。そこで、私も降りてみることにした。

駅前はのどかな風景が広がっている。富山駅は先進的で都会らしい面持ちをしていたが、それはその一角だけで、1km離れると全く違った様相を見せて面白い。

いろんなところで見かける元東急車

そして富山駅へ戻ってきた。時刻は11時過ぎ、そろそろ昼食を取ることにした。
フォロワー氏から勧められた駅ナカにある海鮮のお店は、この時間でも結構並んでいた。いい店ないかなと探していると、氷見牛の焼肉ランチなるものを発見。
昼間から一人焼肉、贅沢だ。やっぱり名前のある肉は美味い。いい選択をした。

次に乗る列車まで、あと1時間ある。散歩がてら、スナップ写真を撮る。
旅先でそんなことをしていれば、1時間なんてあっという間だ。

続く