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【関西外大】御殿山キャンパス・グローバルタウンでオープンキャンパスを行いました!

6月18日(日)、御殿山キャンパス・グローバルタウンにおいて、2023年度第2回目となるオープンキャンパスを行いました。

各学科の体験授業をはじめ、学生や職員と直接話ができる個別相談のコーナーやキャンパスツアーといった定番のイベントのほか、
「新設学科を知ろう」では国際日本学科の紹介&模擬授業も行われました!


第2回オープンキャンパス at 御殿山キャンパス・グローバルタウン

最初に、御殿山キャンパス・グローバルタウンについて簡単に紹介します。


関西外国語大学には、

  • 中宮キャンパス

  • 御殿山キャンパス・グローバルタウン

の2つのキャンパスがあり、両キャンパスは直線で約400mという位置関係になっています。

▲ 御殿山キャンパス・グローバルタウン全景

上の写真中央・奥に小さく見える縦長の建物が中宮キャンパス本館になります。

なお、御殿山キャンパス・グローバルタウンは2018年に誕生し、キャンパス内には、外大生と外国人留学生が共同生活を送る「GLOBAL COMMONS 結 -YUI- 」も開設しています。

GLOBAL COMMONS 結 -YUI-

▲ 「GLOBAL COMMONS 結 -YUI- 」写真奥がエントランスになっています

「結」には全651室があり、外大生と留学生が約半数ずつ入居。

各階のフロアで23~27名で形成されるユニットが組まれ、その中で衣食住を共同することで語学力はもちろん、「問題解決力」「自己管理力」「チームワーク」といった社会人基礎力を養います。


「結」の詳細については、以下の記事をご参照ください。


オープンキャンパスでは、この「結」の施設内を見学できる「結ツアー」を実施。

案内役を務めるのは、現在同施設で生活を送る現役の外大生です。

▲ 毎回大人気の「結ツアー」


また、「結」の入居者と直接対話し、感想や質問などが聞ける「入居者との交流会」や、入居者によるプレゼンも行われました。

▲ 「入居者との交流会」の様子

次回、7月22日(土)、23日、8月6日(日)に開催される夏のオープンキャンパスは中宮キャンパスで行われますが、御殿山キャンパス・グローバルタウンも見学いただくことが可能です(シャトルバスを運行)。

「結」に興味がある方は、ぜひ参加してみてください!

第2回オープンキャンパスのプログラム

といった感じの盛沢山の内容に。

オープニングの全体説明以外は自由に見学することが可能で、各種説明会や体験授業以外など一部例外はありますが、基本的に入退場自由になっています。

2023第2回オープンキャンパスのリーフレット
https://www.kansaigaidai.ac.jp/envision/cms_valle/wp-content/uploads/2023/06/oc_program_0618.pdf

国際日本学科の体験授業

模擬授業の講師を務めてくれたのは、国際日本学科就任予定で、日本語教育の分野を担当する福池秋水准教授。

今回のテーマは「やさしい日本語」です。

やさしい日本語とは
簡易な表現を用いる、文の構造を簡単にする、漢字にふりがなを振るなどして、子どもや日本語に不慣れな外国人にもわかりやすくした日本語である。

出典:wikipedia

「やさしい日本語」への言い換えを体験

最初に、福池先生から「やさしい日本語」に関する説明と、文章にするときの注意点が解説されました。

注意点は以下の内容です。

  1. 文を短くする

  2. 単語をやさしくする

  3. 文法をやさしくする

  4. 尊敬語・謙譲語を使わない

  5. 「です・ます」を使う

話すときは…はっきり、ゆっくり話す。
書くときは…漢字にルビをつける。フォントに気をつける。


上記を踏まえ、体験授業では以下の文章を「やさしい日本語」に言い換える課題が出されました。

点検のため、本日こちらのエレベーターは停止しています。北側エレベーターをご利用ください。
ご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いします。


そして、高校生のみなさんが実際にチャレンジ。

作ってもらったものを福池先生がいくつか取り上げ、スライドで解説されました。

例えば、「北側のエレベーター」の「北側」というのがややこしいので、上の画像の事例では「向こうの」と言い換えられています。

対象者の目的は「エレベーターに乗ること」なので、煩雑な情報をカットし、具体的に「向こうのエレベーターに乗ってください」と指示している点がすばらしい!という解説がなされました。

多文化共生の第一歩

国際日本学科では、同じ外国語学部の英米語学科と同様に、まずは高度な英語運用能力を身につけます。

その上で日本の文化・社会とともに、日本語の専門性を磨くわけですが、今回の体験授業ではその中の一つとして、「やさしい日本語」について紹介されました。


対象となる在留外国人の方が英語が話せず、「日本語なら少しわかる」といったケースの場合、やさしい日本語は非常に有効なコミュニケーションの手段となります。

今後も国内の外国人の数は増加すると考えられていますが、こうした相手に寄り添ったコミュニケーションが「多文化共生」にもつながっていき、短い時間でしたが、その一端が感じられる授業内容となりました。


※2023年4月に開催された第1回オープンキャンパスの国際日本学科・体験イベントの詳細は以下の記事をご参照ください。

参加者のコメント

以下、国際日本学科の体験授業に参加いただいた方のコメントです。

新設学科ができると知って、興味をもって参加しました。英語とともに、日本について広く学べるカリキュラムが魅力に感じました。

高校3年生・男子

日本語教員に関心があり、体験授業に参加。「やさしい日本語」については今日初めて知りましたが、大変興味深く、課題に取り組むのも楽しかったです。

高校3年生・女子

国際日本学科のことは今日のOCで知りました。「外大では、英語を学ぶ」というイメージでしたが、確かに日本のことは知っているようで知らないなと思い、関心を持ちました。今日は日本語に関する体験授業でしたが、それも面白かったし、「英語で日本の文化を世界に発信する」学びに期待しています。

高校3年生・男子

帰国子女で、国際共生学部に興味をもってOCに参加。全体説明で国際日本学科のことを知り、自分がそこれほど得意ではない日本語や、日本の文化・社会について学ぶのもいいなと思い、体験授業を受けました。2年生なので、どちらの道に進むか、あと1年かけてじっくりと考えます。

高校2年生・女子

関西外大ならではの充実した留学制度に魅力に感じていますが、並行して「日本」について広く、深く学べるのが面白いなと思いました。留学先でも、学んだ日本の文化や歴史を発信していきたいです!

高校3年生・女子

さいごに

次回、オープンキャンパスは、7月22日(土)、23日(日)、中宮キャンパスで行います。

詳細は確定次第、以下のページでお知らせいたしますので、チェックしてみてください。


国際日本学科の体験授業も開催される予定で、次回、どんな中身になるか、お楽しみにしておいてください!

国際日本学科・特設サイト

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