外大駅伝部まるっと図鑑2区
3年生 森崎綾乃
「努力に努力を重ねる競技生活」
今回紹介させていただくのは3年生の森崎綾乃さんです。
普段は誰にでも優しく客観的視点も持ち、練習では最後まで自分を追い込む。そんな彼女について詳しく紹介していこうと思います。
自分の性格は?
「結構好奇心旺盛なタイプだと思う。やってみるか聞かれると、拒否はしない。なんでもとりあえず一回やってみる。そこから意外といけるかな、というのを感じることが多い。」
この好奇心が森崎さんがここまで陸上競技を続けてきた理由のきっかけになっていることが多いようです。私は「とりあえずやってみる」というのが苦手なので羨ましく思うと同時に見習いたいなと思いました。
そして意外な一面もあります。
「一つのことは(目標が決まれば)すごく集中して一人でコツコツできるけど・・・なんかちょっと上手くいかないことがあったり悩みがあるとずっとそこに縛られて立ち直りが遅く、悪循環に陥っちゃう。」普段の様子からは冷静で大人っぽい印象を受ける森崎さん。自分の悩みは自分で解決しようという思いから時間をかけてでも自己解決をし、そういった悪循環から抜け出すそうです。
上へ上へ。さらなる高みを目指し続けている競技生活
もともと体を動かすのが好きだった森崎さん。小学生の頃、「マラソン大会で優勝したい」その気持ちがきっかけとなり彼女の競技人生が幕を開けました。コツコツ努力することが得意な彼女は小中高と様々な目標を達成し、競技の楽しさや自分の自信に繋げてきました。愛知県の東郷町出身である彼女ですが、学校に陸上部がなかったり、人数が足りず駅伝に出ることができなかったりと、当たり前に競技ができる環境ではなかったことが次のステージでも競技を続けたい。そう思える理由になったそうです。「大学生になり今までやってきたことをそのままやっていればいいわけではない。」ということを強く感じており、最終的に自分の納得いく結果・走りをできるように今はしっかり自分と向き合っています。
練習では誰よりも自分を追い込み、最後まで諦めない姿が印象的な森崎さん。そんな彼女が練習の際に大切にしていることとは__
「今、目の前にあることを絶対全力でやる。調子の波は誰でもあるが、その悪い時に初めから今日は無理かも、今日はいいや、と諦めるのではなく今日は絶対ここまで、と決めてそこまでは全力でやる。」と話した森崎さんからは大きな熱意を感じ取りました。
ただの「全力でやる」ではなく「絶対」という言葉がついていることに彼女らしさを感じました。
そして、どうしてもしんどい時ややる気が起きない時には「とりあえずちょっと頑張ってみよう。」の繰り返しでひとつひとつ乗り越えるのだそうです。
この言葉を聞いてから私自身も練習でしんどくなった時に「あとちょっと頑張ってみよう。」そう思えるようになりました。
大切な心がけ
部員数22名の女子駅伝部では性格も十人十色。みんなとうまく生活していく上で大切にしていることは?という質問に対しては、「人と接する時、相手の意見を絶対に最後まで聞く。否定はしない。」だそうです。全国各地から選手が集まる分、考え方がたくさんあり自分と同じ意見を持つ人の方が少ないこともあるかもしれません。そんな中で、自分の意見で決めつけはしたくない。という彼女はどんな意見であろうとも一度ちゃんと聞くことを大切にしているのだそうです。
(取材後記) 文責:2年 小椋美洸
ひとつの質問に対して丁寧にたくさん答えてくれる森崎さん。インタビュー中は彼女の陸上競技に対する熱意がすごく伝わってきました。初めてこういった記事を書かせていただき新鮮な気持ちで取り組むことができました。自分のことを話す機会もチームメイトのこのような話を聞く機会もなかなかないため、彼女の新たな一面を知ることができました。それは意外な一面であったり感心・尊敬できる一面であったりもしました。コツコツ頑張れることは誰にでもできることではなく、簡単なことではありません。最後には大きな実を結ぶことができるよう応援しながらもその背中を見ながら私自身も頑張っていこうと思いました。
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