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外大駅伝部まるっと図鑑14区
私たちはチームメイトのことをより深く知るために、お互いにインタビューをし合い、それぞれの素顔に迫った「外大駅伝部まるっと図鑑」を連載中です。
毎日更新されていますので、是非ご覧ください!
4年・西出 優月 「成長した理由、共に頑張ろうと思える存在 」
大学進学、駅伝への思い
関西外国語大学に進学が決まった時3000mの持ちタイムは他の同級生の中で1番下でした。「このままでは駅伝を走ることができない、絶対に駅伝を走りたい。」と思ったそうです。高校では、距離走など距離を踏む練習はあまりしておらず、練習についていくことに必死でした。それでも得意なスピード練習では、前を引っ張るよう心がけるなど積極的に練習に取り組みました。その結果、1年生で駅伝メンバーに選ばれました。
優月さんが1年生の時は4年生の層が厚く、全日本大学女子駅伝は優月さん以外5人が4年生。富士山女子駅伝でも4年生が7区間中5区間を走り「このままでは来年以降が大変になる、自分が引っ張っていかなければ。」と感じたそうです。そこからチーム内だけでなく他のチームの選手などの走りに影響を受けるようになりました。優月さんのなかで向上心が高まり、もっと貪欲に上を目指すきっかけとなったそうです。
練習で大切にしていること、競技に対する意識
優月さんが練習で大切にしていることは、大会と同じアップをすること。ポイント練習でも大会と思って取り組むことを意識しているそうです。アップで特に大切にしているのは動き作りと流しで、これは高校の時からやっていたものの中から、自分で必要だなと思ったものを選んでやっているそうです。動きの確認での自分の感覚を大切にしており、納得いかない時は納得がいくまでしっかりと調整します。
また、大会で思うような結果が出せなかった時であっても次のためになると思っていて、誰にでも調子が悪い時はあるので、良かったところと悪かったところをそれぞれ見極めて次に繋げるようにしているそうです。「まだまだ磨けるところがあって、これから伸びると自分の可能性に期待しているのであまり落ち込まないです。」とポジティブな気持ちで結果を受け止めるようにしているそうです。
目標とする選手、一緒に頑張ろうと思える存在
東京オリンピックで3000m障害に出場した山中柚乃さん。高校時代の後輩で、共に汗を流し切磋琢磨した選手です。彼女は常に姿勢や歩き方などを意識するほどストイックで、周りの人が驚くほど目標に向かって努力を惜しまない選手だそうです。後輩ではありますが、その姿は優月さんにとって目標であり、尊敬する選手であり、一緒に頑張ろうと思えるモチベーションとなる存在だそうです。
(取材後記) 2年・友江奈穂子
今回お話を聞かせていただいて、今3000m障害で日本の学生トップ選手となり、本人にとっても予想を上回る結果を出し続けている理由を知ることができました。練習への取り組み方や考え方など吸収できることがたくさんありました。これからの益々の活躍に期待するとともに背中を追いかけたいと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次は西出優月さんに襷を繋ぎます。