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リバースメンタリングの勧め
最近時々耳にするキーワード。
言葉の通り、「逆」を意味しており、徒弟制度などのように、ベテランから技術や経験を若手に談笑するのではなく、若手がベテランに対して、ITなどの最新の技術や知識を指南するメンター制度。
アメリカのGEが初めて1999年に登用した制度で、ジャック・ウェルチ氏も当時、37歳の若手に教えを請うたとのこと。
台湾でも、例えばオードリー・タンさんが、自分自身が若手の時に、そして今は逆の立場として、双方向でのコミュニケーションによる相乗効果の文化が醸成されており、DX化の推進の一助にもなっているとのこと。
また、昨日の日経夕刊によると、日本でも資生堂、豊田通商、味の素などの名だたる企業などで徐々に制度としての活用が進んでおり、課題はありつつも、一定の成果が得られているとのこと。
まさに今の日本、特に行政機関や政府に必要だと思うこの制度。
年功序列や既得権益でなく、DX化の本質である、組織改革や行政改革や規制改革を踏まえた根本的な仕事の仕組みや在り方の課題解決。
それらを加速する為に不可欠なデジタルやAIやビッグデータなどの活用。
また、それらに精通している若手人財やスタートアップ企業と老舗企業の共創共育。
可能性に満ちていながら、なかなか有能な才能やアイデアが、国として、組織として、効果的に機能しているとは思えない現状。
私自身も社会人経験20年目を間もなく迎え、今の組織では若手ながら、G会社全体で言うと完全にベテラン。
毎年新陳代謝で入社してくる有望な若手。
一方で変化する兆しや姿勢の見受けられないように感じるベテランがいるのも事実。
残念な思いと期待感。
自分自身が仮に異動などで、若手人財に囲まれる職場に赴任した場合、組織の壁、年齢の壁、不要なプライドの壁などをとっぱらい、積極的に若手の意見を聞くつもりであり、逆に自分自身の経験で参考になることは余すことなく若手に伝え、双方向でのリバースメンタリングを実践し、組織としても広めたい。