敗者復活のLINE物語②~ネット興亡記より~
復活へのターニングポイントは2011/3/11。
記憶に新しい未曽有の事態の東日本大震災。
当時は日本にまだ存在しなかった方法手段。
家族や知人と無料で気軽にできるメッセージ。
結果連絡が取れず不安が不安を呼んで混乱していた日本。
考え抜いて導き出された結論。
→大切な人と繋がるコミュニケーション手段。
・メッセージアプリのみの機能に絞る。
・シンプルかつ世の中が求めているサービス。
・1秒でも早く無料でコンタクトがとれる。
4人の想いは一致。
早急に着手したサービス開発。
不夜城の如く急速なピッチで連夜の作業。
僅か1.5ヵ月で完成。
日本の絵文字文化にヒントを得たスタンプ。
慎ジュンホ氏のアイデア。
目的と手段の両輪の相乗効果。
結果、半年で1,000万人のユーザー数を獲得(当初目標は100万人)
爆発的なヒットで急速にサービスを拡大。
一方で嬉しいそのニーズに手が回らず枯渇気味の社内の人員体制。
そこで手を挙げたのが出澤氏。
5つの約束を自ら放棄して、ブランドよりも自社の権益よりも何よりも、チームライブドアとして、やりたいこと、世の中の役に立つことに尽力したいと想いでLINEへの完全傘下を志願。
その躍進により、単なるメッセージツール→コミュニケーションツールへとサービスを拡大。
そして2019年にヤフーとの経営統合により、更なる進化へ。
元々、創業時から社名に込めた舛田氏の想い。
人と人を繋ぐのみならず、サービスとサービス、会社と会社を繋ぎ、あらゆるジャンルのファミリーサービスとして、世界に通じるプラットフォーム化を想定。
それが徐々に形成され、更なる発展を見据える現在。
コロナ禍がまさにその機会と捉える舛田氏。
新たな価値観、新たなインフラ、新たな働き方や生活のあり方。
…蛇足ながら頭をよぎったスーパーマリオ。
そしてそう見えて仕方ない登場人物。
・出澤氏→マリオ
・舛田氏→ヨッシー
・慎氏→クリボー
・森川氏→ルイージ
・グーグル+ヤフー→クッパ
株式ホルダーとして応援したいスーパーアプリを始めとするLINEの躍進。
無関係ながら日本が世界に誇る企業のひとつ、任天堂。
こちらも株式ホルダーとして応援。