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英語学習について考える Vol.1  ~ ヤムチャを目指して人生を変えろ!~

前回の『GRIT』のエントリーはたくさんの人から感想をいただいた。(感想をくれた皆さま、ありがとうございます。)

今回のエントリーでは、GRIT(やり抜く力)について書いた自分が、そのGRITを投入している英語学習について考えてみたい。

ここ最近、新聞紙上でその単語を見ない日はないホットな単語の1つである「AI」の進歩により、英語を話す能力は必要なくなるだろうか?

色々な意見があるが、自分はそうは思わない。AIの力により英語が話せなくても外国人とコミュニケーションは取れるようになるかもしれないが、AIや通訳を介した言葉と自分自身で語る言葉とでは、感情の伝わり方が全く異なる。

仕事においてもプライベートにおいても、自分自身で話した方が感情が通じ合い、相手との信頼関係が深まることは言うまでもない。

日本人のサッカー選手が入団記者会見において、自分の言葉で現地語を話すとマスコミやファンから好意的に受け入れられたり、読者の皆さまが外国人女子と深い関係になろうとするときのことを考えれば、自らの言葉によって、相手と感情を通じ合うことの大切さは明らかだろう。


このエントリーを読んでくれている親愛なる読者の方々で、英語をできるようになりたい人達はどれぐらいいるだろうか?

「今は英語がまったくできない。でも、できるようになりたい、英語をできるようになってキャリアップをしたい!」という熱い思いがある方がもしいれば、そんな君に役に立つ自分の経験を伝えることができると思う。

「英語学習」

というものは多くの人が試みて、そして脱落する。なぜなら、日々の進歩はほとんど感じることができないにもかかわらず、年単位で時間がかかる大変なことだからだ。

「〇日間でペラペラ」とかいう類の勉強本はすべて、「〇日間で体重マイナスXキロ」というダイエットと同類で、すべて中身がない。

その学習を始めるときの英語力にもよるが、海外経験が無い普通の人が始めようとすれば、最低でも2年はコミットしなければならないと思う。

「コミットする」というのは、毎日時間を作り、平日は1時間半以上、土日なら2時間以上は勉強するという意味だ。

そのためには、隙間時間のほとんどは英語学習に充てる必要があるし、時間は有限なので、これまで何か別のことに使っていた時間を英語学習のために使わないといけないだろう。

例えば自分の場合、20代の頃は週に2冊ぐらいのペースで本を読んでいたが、英語学習を始めてから2~3年ぐらいの間は、本当にどうしても必要な本以外は読むのをやめた。そして、読書の時間をすべて英語学習に充てていた。そうでもしないと、時間を作ることができなかったからだ。

英語学習には長期的な目標に向けたコミットメント、そう、GRIT(長期的な目標に向けた情熱と粘り強さ)が必ず必要になる。


また、『GRIT』の言葉を借りれば、「意図的な練習」も必要だ。

「意図的な練習」をしないから、いや、自分なりの言葉でより正確に述べれば、「自分に何が足りないのか」を考えないで学習を始めるから、安易な道に走ってしまう。

だから、『聞き流すだけで~』という全く効果のない教材が売れているし、ブランド力に惹かれて、英会話を40分するだけで8,000円も取られる有名な英会話教室に行かなければならなくなる。

そして、どれだけ聞き流しても、8,000円×40回分のチケットを30万円ぐらいで購入しても、それだけでは英語は決してできるようにならない。

なぜならそれらは、ただ安易な道に走っているだけで、そこには「意図的な練習」も、「自分に何が足りないのか」も、ましてや情熱も粘り強さも、長期的な目標も何も無いからだ。

親愛なる読者の方たちの中では30歳半ばになってから、どうしても英語を身につけないといけない人もいるかもしれない。自分自身も今なお、その一人だ。

以前、年下の留学経験者や帰国子女の若者たちと自分の英語力の差に何ともやるせない思いを抱いていいたとき、全国語学教育学会の機関誌に掲載された大学教授の論文をネット上で見つけた。

英語をマスターするには、年齢は関係なし!

この論文では、「成人してからでも、発音とアクセントは除いて、非常に高度なレベルまで英語の技能を身に付けることはできる」という趣旨のことが記載されている。

この論文の通り、語学学習に年齢は関係ないのかもしれないし、自分はそう信じたい。

今でも英語で悪銭苦闘し修行を積んでいる自分にとっては、この記事にはとても励まされた。


そんな、海外経験ゼロで英語戦闘力において超下級戦士だった自分が、初めてTOEICを受けたときのスコアは290点だった。

これは、リスニングがさっぱり分からず、途中であきらめて全部マークして、あとはそのまま眠ったときのスコアだ。

このブログの読者で、290点より低いスコアを持つ人はほとんどいないだろう。

自分はそんな状況から英語学習を始め、「TOEIC900」をコミットし、自分なりのやり抜く力を持って、海外経験ゼロでそれを達成した

TOEICはあくまで、英語学習における一つのツールだ。TOEICにコミットしすぎると、話すことができなくなる。俗に言う“トイッカー”と呼ばれる、TOEICマニアになってしまう。

自分の場合は分かりやすい指標を達成して自分自身の英語コンプレックスを克服したかったことと、「海外経験ゼロでもTOEIC900!」というフレーズはきっと、今は英語戦闘力が低いが野心がある人達に向けて、英語学習について語る資格になるだろうという思いがあり、900オーバーのスコアを取った。

(実際、TOEIC900をとっても英語はペラペラでもないし大した英語力でもない。自分自身でそれをよく知っているからこそ、あまりそれを声高に言いたくはない。)


仮に、親愛なる読者の君がいま30歳だとする。そろそろ仕事にも慣れてきた。営業成績または社内の評価も悪くない。

そして会社はいま、「グローバル化」とか言い出してきている。でも、自分は英語がまったくできない。

さて、どうしよう?

そろそろ君は、自分のキャリアを決定しなくてはいけない。

グローバル化に立ち向かっていくか、英語はあきらめて自分の専門分野で生きていくか。

もし立ち向かっていくコミットメントがあれば、2年、いや、3年もかければ33歳になったときはグローバルなビジネスワールドで戦うことができているだろう。

もしそうではないなら、もう、英語のことはさっぱり忘れて、「自分の道」を歩むのがいいと思う。

英語学習は少なくとも、毎日90分ぐらいの時間は勉強できる人でなければ、英語戦闘力を上げていくことはできない。

中途半端な気持ちで英語を勉強するのは時間の無駄になる。それならば、その時間を自分の専門能力を向上させるために投下した方がいいだろう。

自由になる時間を専門分野の能力開発や例えば副業など、自分がコミットできるものに時間を投下した方がいい。

そして、「この分野では誰にも負けない」と言うものを1つ、できれば2つ作るのだ。

そうすればきっと、英語ができなくてもどうにかなるし、それなりに稼ぐことができるだろう。分からなければGoogleに聞けばいいし、どうしても必要なときがあれば通訳を雇えばいい。

さて、ここまでの内容を読んで、

「今は英語戦闘力は低いけど、英語を学んで、キャリアを、人生を変えたい!」

という情熱があって、そして、それにコミットできる人たちがもしいたら、自分なりの英語学習メソッドを説明したいと思う。

ここから先は有料になる。

「今は英語戦闘力は低いけど、英語を学んで、キャリアを、人生を変えたい!」

と思う人にだけ読んでもらいたいからだ。

オレがコミットしている英語学習への思いは、A4のWordフォント12サイズで、20枚以上の分量になった。

その内容を簡潔に一言で述べるのであれば、

「ヤムチャを目指して人生を変える!」

というものだ。

ヤムチャのTOEICのスコアは860以上だ。

過去のエントリーで英語戦闘力を『ドラゴンボール』のキャラクターに置き換えているので、各キャラクターの英語戦闘力については以前のエントリーを参照してもらえればと思う。

読もうと思ってくれた方に伝えておきたいことは、このnoteを読んだ「だけ」では、決して英語ができるようにはならない。TOEICのスコアも上がらない。

「毎日90分」をコミットできない人は読まない方がいい。

英語学習にコミットして、このnoteを読んで人生を変えてくれる人がいれば、とても嬉しく思う。

目次は以下の通りだ。

序文 ~なぜ英語を勉強するかについて考える~

1. 習慣を変えろ(習慣化と「報酬」により勉強を継続させる方法)

2. TOEICのスコアにコミット(+スコア別の学習方法概論)

3. 会話力を補え(高いお金をかけない会話力アップ学習法)

4. スコアを取ったら異動・転職(英語戦闘力 下級戦士の異動方法)

5. 海外に飛び出して人生を変えろ!(+駐在員の生活について)

(なお、このエントリー以降も英語学習noteを発行しているが、それらはそれぞれのエントリーのタイトルに関する個別の内容で、このエントリーは英語学習全体を網羅した総集編にあたる。)


ケーゴ

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