【イコリア：巨獣の棲処】チャンドラ会注目カード

祝、イコリア発売

どうも、久しぶりに記事を書きますチャンドラ会のキモデッキビルダーふみけんです。今回はもうすぐリリースされる新セット「イコリア：巨獣の棲処」の注目カードをいくつか取り上げてみようと思います。

昨今はコロナという最強の感染がトップメタとなっており、プレイヤーたちはカードはMOかアリーナしかできない状態に・・・

しかしここでイコリアの発売ときたら一応カードレビューをせねばなるまい。

もちろん、ただ強いとか絵柄がいいとか(今回はゴジラコラボ！)そんな腑抜けたことはなし。
大事なのはいつだって「どんなコンボに使えるか」ただそれだけなのだから。

100枚買え枠《眷者の神童、キナン》

《眷者の神童、キナン》
伝説のクリーチャー ― - 人間・ドルイド
2 / 2
あなたがマナを引き出す目的で土地でないパーマネントを１つタップするたび、そのパーマネントが生み出したマナのタイプのうち望むタイプ１つのマナ１点を加える。
：あなたのライブラリーの一番上からカードを５枚見る。あなたはその中から人間でないクリーチャー・カード１枚を戦場に出してもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

変換で名前が出てこないクソカード。
青緑のシミックカラー、神話レア、2マナ、レジェンダリー、マナ増加、アドを取る起動型能力、"神童"の名、「○○の〜〜、△△」の名前（※このパターンの命名のものは基本強い）
挙げればキリがない圧倒的高カードパワーなこのキナン、信じられないほど強い。

ハイドロイド混成体、オーコ、ウーロとシミックカラーは意味のわからない強化を受けてきたがここまでの壊れたカードもまだ出てくるとは驚きだった。

土地でないパーマネントからのマナを増加させる常在能力はマナファクトを2マナ出す装置へと変貌させる。極楽鳥は2マナ生む。
近いところでは基本セット2020の《豊穣の力線》だろう。筆者はこの力線も大のお気に入りカードだ。(※詳しくは以前の記事を参照してほしい)
力線は初手になければ4マナと重いがキナンなら後出しも充分可能。

キナンがいれば《極楽鳥》から出る2マナを《現実からの遊離》を使って無限マナへ…
これは力線でもできることだったが、初手の依存度が低くなり、パーツも《エラダムリーの呼び声》などでサーチすることができるようになる。

もっとも、《アーカムの天測儀》から2マナ出されるなんてたまったもんじゃないのでアーカムには禁止されてもらいたい。誰もが氷雪でドローしながら多色化していたからね。

10枚買え《創造の歌》

明らかにコンボに使えと言わんばかりのテキストで、悪いことをしそう。
でも専用デッキでなおかつ勝率も高くならなさげなので10枚買え評価に。

モダン5C人間強化？人間使いは買え枠

《ドラニスの判事》は手札以外からの呪文のキャストを封じる人間。《封じ込めの僧侶》っぽい。
現在のモダンで使いどころはたくさんある。
ウルザをはじめとしたトップ公開キャスト系能力を封じ、エムリーによる墓地のスペル再利用も抑える。つまりこれ1枚でウルザエムリー系を完封できる可能性を秘めている。
他にも続唱、フラッシュバック、脱出、待機などなど至るところに手札以外からのキャストはある。
幅広く色んなデッキに使えるのでサイドに2枚ほど取りたいカード。

《ドラニスのクードロ将軍》は3マナ3/3のスタッツに墓地対策を積んだ伝説のロード付き人間。
5色人間デッキは墓地対策というのが実質は墓掘りの檻しかなく、(《先頭に立つもの、アナフェンザ》もいるが正直出る頃には遅いことが多い。)
メインから難なく積めてロード能力による恩恵もありながら墓地も見れるのはかなり強い。

人間クリーチャーの良いところは新弾カードプレビューで見かけても色は気にしなくていいところにある。どうせ《霊気の薬瓶》や《魂の洞窟》から出るのだから。

しかしレジェンダリーなのがちょっと問題で、《幻影の像》でコピーすることはできない。メインから積める墓地対策として1枚、サイドに1枚追加くらいがいいところかと思う。
モダンの5色人間が今以上に強くなるのを恐れてか、あまり使い勝手のいい強い人間クリーチャーは刷ってくれない模様。

余談

最近はパワーカードが連発されそのたびに環境が大荒れして結局禁止に なんて流れが多発しているけど、今回のイコリアはそこまでやばいことにはならなさげ。「相棒」はレガシー、ヴィンテージあたりでちょっと怪しいが。
筆者がやり込むモダンでは変容はそこまでアドを取れる動きでもなさそうで、構築レベルではそこまで使われないと思っている。
（ちなみにマローはよく筆者が希望したのを刷ったり禁止してくれたりする。）

イコリアの新環境を禁止なしで楽しみたいものだ。
今度は5色人間や上述したキナンコンボを作り上げてまた紹介します。お楽しみに。