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さよならしたその後

誰かとさよならした後って、格好悪い自分ととことん向き合う時間が必要だと思う。それはとても痛いけれど、大切なことだと思うのだ。

自分の惨めなところ
自分のダサいところ
あの時こうしていたら、という後悔
もっと愛を伝えたら良かった、という後悔

失恋直後は悲しくて苦しい。
自暴自棄になりたくもなる。
とことん落ち込んでいいし、泣いたっていい。だけどそうしながらでも自分の感情をよく観察する必要がある。

私の場合は落ち込んで、泣いて、後悔して
その後相手に対して怒りの感情が湧いてきた。
怒りや憎しみの感情を持つのは苦しいから
そこに抗いたい気持ちももちろん分かる、が
その時の感情をしっかり感じきる必要がある。
蓋をした感情というのは、いつかどこかで出てくるから。

”こんな風に思う自分は最低だ”とか
”幸せな時もあったから”とかそんな風に思わなくていい。感じてはいけない感情なんてない。
それを外に出す必要はないけれど、自分の気持ちは自分がちゃんと理解してあげないといけないのだ。自分だけは自分のことをちゃんと分かってあげること。こういう時だからこそ、自分の味方でいてあげること。

そうして、少し気持ちが落ち着いた後は何をすべきか。
自分の人生を前に進める意識を持って、動くこと。

私に足りないものはどこだったのか
歪んだ物の味方、思考の癖はないか
不安になった時に自分が陥りやすい行動は何か
その根本的原因は何か(もしかしたら幼少期まで遡らないといけないかもしれない)

そうして分解していく。
分解して原因が分かれば改善策がなんとなく見えてくる。改善策が見つかったなら、それを徹底的にやること。

分解するには理解することが必要で、
だからこそ感情を感じきる必要があるのだ。
今あなたが感じているドロドロした感情は
今後あなたが人間的に大きく成長するために必要なツールとなる。

だから、腐らずに過ごすこと。
相手ばかりを責め続けるのは簡単だけど、いずれ自分の毒になる。それなら糧にする努力を。

数年後、もしも偶然会えた時には
前の自分よりもアップデートした姿を相手に見せてあげること
これは相手への敬意でもあるのだ。

もしも、もう二度と会うことがなかったとしても
そうして努力した事は全部自分の魅力になってくれるから。



大切な人と離れたその後の過ごし方こそ、人との出会いの醍醐味な気がするなぁ。そこから何を選択して進んでいくのか、それは自分で決められるからこそ。










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