就職活動市場において体育会は有利なのか
就職活動において体育会出身者は有利というワードはよく耳にすると思います。
果たしてそれって本当なの?と思う方いらっしゃると思います。
今回はサッカーを17年間やってきて大学でも体育会に所属し、就職活動をした私の観点で記事を書こうと思います。
日本1を目指すレベルの体育会なら価値あり
スポーツで全国大会出場や日本1を取ることって本当に難しいことです。
競技人口の10分の1くらいの人しかこれを達成することはできないと思います。
また日本1を目指すことって機会としては多くないことですし、社会に出てからは何を日本1とするかの定義が難しいのでそれだけで貴重な経験となります。
スポーツをやっている(体育会で)人は大体のチームに大目標がありそれは各チームのレベルによって異なります。
大目標の例を挙げると
・日本1
・全国大会に出場すること
・リーグ戦やカップ戦での優勝
・2部リーグ所属であれば1部リーグに昇格
などがあります。
この中の日本1や全国大会を目指すチームは同時にその競技でプロを目指している人がいることも珍しくありません。
特に私の場合はサッカーだったので、高校の強豪校の他にJリーグの高校生チーム(ユース)の人も強豪大学にはごまんといました。
そういった強豪大学の選手たちは基本12月のインカレまで活動をしています。
正直そこから就職活動をすることは不可能です。
なので特例で企業とのパイプがある大学もあります。
そういった面でいえば体育会は有利かもしれません。
しかしこれは一握りの人間が可能なだけで、体育会なら全員そうであるということは全くありません。
先ほども書きましたが日本1を目指す経験は社会に出てからも多くはありません。
日本1を目指すためにはそれだけ努力も必要だし、実績も必要。
これだけでその人の強いブランディングになるのです。
他の体育会はどうなのか?
ならば他のレベルの体育会出身者はどうなのか?
これは私の経験ベースの話になりますが、リーダー的な経験の持ち主ならある程度評価されると思います。
しかしこれもあくまで社会人経験のリーダー経験ではないので、絶対的な武器になるとは言い難いと思います。
また部活のレベルが落ちるにつれ、実績や頑張ったレベルも比例して落ちていくので結果が出せていないただの部活という認識なのかなと思います。
中には強豪出身だけど運で負けてしまったとかあるかもしれませんが、実績はあくまで結果が出ないと実績とはいえないので評価されるポイントとなるか微妙なところです。
となると残る体育会出身者のいいところは何か?というと
・理不尽に耐えられる
・1つのことを頑張り抜ける
・継続して物事を行える
ことになるかと思います。
これってどういうことかわかりますか?
結局体育会じゃなくても良くない?となると私は考えます。
私の知り合いの採用担当の方は人手不足ですぐ辞めないように体育会出身者と採用しているというお話を聞いたことがありますが、そういう企業くらいにしかプラスには捉えてもらえないということです。
こんな言い方良くありませんが人手不足の企業はめちゃくちゃしんどいし言いなりになれ的なスタイルで仕事を振られます。(現職で体験中)
業界的にもおそらく福祉系、物流系(引っ越し)、小売系等給与の割にキツい仕事がこういった採用の仕方をしているんだろうと思います。(私は小売営業)
小売営業がしんどいのは物を運んだり、業界の当たり前があったりまさに鍛えていて理不尽に耐えられる人がターゲットです。
なので、それ以外の業界を目指したい体育会出身者はあまり評価されないのかなと思います。
面接時のトークのネタには困らない
体育会出身者なので、自分の強みをアピールする時などに実体験ベースで話を進めることができるので、裏付けをしながら話すことができます。
これは体育会出身者の有利な点だと思います。
就職活動の時って何を話そう?と困ることが多いです。
なのでここで困ることは一切ないです。
最後に
人生において必要なことは結果、実績です。
何かを成し遂げる経験は人生の中でそう多くはありません。
それを目指すことのできる現体育会の方は本気で結果を追い求めてください。
そうすると例えプロやその競技でご飯が食べれなくても自ずと話すエピソードが生まれます。
自分の行動が将来の保険にもなりうる。
一石二鳥の今を本気で取り組んでください。