スポーツ有用性
私は5歳からサッカーというスポーツを始めて大学サッカーまで現役として続け22歳で引退しました。
今回はそんなサッカーの素晴らしさについて書こうと思います。
サッカーとは
「サッカー」って皆さんご存知ですか?
漢字で書くと「蹴球」です。
11人対11人がボールを追いかけ、グラウンドの端にある2つのゴールにボールを蹴り込んでたくさんゴールに入れた方が勝つというスポーツです。
サッカーはチームスポーツであり、基本的には1人だけで勝つということは不可能です。(メッシ、クリスティアーノロナウドを除く)
サッカーは協力しないと勝てないのです。
サッカーって見る人によっては
「ボールがないところにいる人は暇そう」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、暇な人はいないんですね。
サッカーは野球やバレーボールと違って、1回試合が始まってしまえば基本的にプレーは途切れません。(ハーフタイムを除く)
ずっとどちらかが攻めているか守っている状態なんですね。
なので、ボールがないところの人も集中していないとすぐ自分のところにボールが来るなんてこともあります。
海外のサッカーでは攻めていたチームがボールを奪われ、7秒で点を取られてしまうというプレーもあるほどスピーディーです。(カウンター攻撃と呼ぶ)
ということは常に誰かが誰かを助けないといけないわけです。
何が言いたいかというと、攻めている人がボールを取られた時のために備えている人がいるということです。(=常に協力状態)
はっきり言ってボールを取られて7秒で点を取られるというのは備えている人のミスと言っても過言ではありません。(=非協力状態)
カウンター攻撃を受けないために、集中する⇨的確な位置取り⇨次のプレーを考えるなど考えることを常にしないといけません。
あくまでこれは一つのプレーを切り取っているだけでサッカーの試合は前半45分、後半45分の前後半90分です。
これを1試合丸々行っているわけです。
サッカーってお腹空くんですよ。
頭使いながら走るから。
ダイエットにはぴったりです。
サッカーは幸いにも世界中で盛んなスポーツであり日本でも将来なりたい職業で上位に位置するほどの人気スポーツです。
その理由はやはりチームで協力して勝つということが大きく反映されていると思います。
チームで協力することって社会に出てからもほとんどの場所で必要なことです。
これからは「個人の時代」と叫ばれてはいますが、まだまだ協力が必要な職場がほとんど。
仕事でなくても生きていく上で協力することは必要です。
だから就活の時などは体育会は有利とか言われたりしますよね。(実際はどうかわかりませんが。)
もちろんサッカーでなく他のチームスポーツでも個人スポーツでも応援してくれる人や支えてくれる人もいます。
そんなスポーツという現場で人間形成していくことは非常に重要なことだとつくづく感じています
いろんな人に出会って、いろんな学びがある。
いま、サッカーからは離れていますが、スポーツを通じてスポーツのパワーを感じて、それを還元していけたらと私自身も思っています。
勇気を与えられる
「スポーツ選手でもない人が何言ってんねん」と思われるかもしれませんが、何もプロスポーツ選手だけがスポーツで勇気を与えるわけではありません。
例えば、全国高校野球や全国高校サッカーはそれぞれ夏と冬の風物詩とも言われています。
なぜこれらが全国放送のテレビで放送されるか?
理由は
・高校年代のレベルの高い野球orサッカーが見られる
・一生懸命な姿が人の心を魅了する
・小学生や中学生などの見本となるような選手達だから
・楽しみな人が大勢いるから
これらが主な理由として挙げられると思います。
ひとつひとつ解説していきます。
高校年代のレベルの高いスポーツが見られる
これは言わなくてもわかるかもしれませんが、全国大会に出場できるチームは各都道府県で基本的には1校のみ。(東京都などは高校の母数が多いので2校などもある)
勝ち上がった高校しか出場できないんですね。
大体の強豪校は才能ある選手をいろいろな中学生チームから集めて強いチームを作り上げます。(指導者の力ももちろんある)
そして必ず有名校、強豪校の指導者は教えることのプロだしレベルの高い指導を実現するのでそんな人に指導されたい!と思い集まってくるわけです。
そんな理由で毎年強い高校とか有名な高校は各年代のスーパースターと言われたり、地元ですごい選手を集め勝ち上がります。
選手のレベル差はもちろんありますが、各県の上手い選手達が集まった高校は強いしレベルが高くなるのも当然。
それが全国放送のテレビで放送され、中学生小学生のお手本のようなプレーをすることで「かっこいいな」と思ったり、「ああなりたい」と思わせることで下の年代の底上げも兼ねているのではないかと思います。
だからこそ、公立高校が勝ち上がったりすると話題になります。(選手を集められないから)
最近は公立高校でも強い高校は増えてきましたが、私の世代の時は公立高校が勝ち上がると湧きました。笑
高校サッカーだと地元が京都なので久御山高校。
全国準優勝した大会は中学1年生だったので、「久御山いきたい!」と思いました。笑
一生懸命な姿が人の心を魅了する
これは感情論に訴えかけることなので、感じない人もいるかもしれません。
高校で部活に入るということは基本的に部活一筋になります。
なので高校3年間の生活の全てを部活に懸けると言っても過言ではありません。
ましてや強豪校に進学する人たちはその後の進路のことにも関わってくるので本当に死に物狂いで部活に打ち込みます。
そんな選手達が日本全国に何万人もいてその中で勝ち上がった(技術、気持ちの要素)チームのみがテレビに自分の頑張っているところが映るという権利を得ます。
そんな強い想いの選手達が自分の人生を懸けた大会を皆さんはテレビで見ているわけです。
しかもテレビ放送されるのは選手達の「引退」が賭かった大会なので、これで負けたらもう本気でそのスポーツをやることはなくなる大会でもあるのです。
そんな大会だからこそ選手達は当たり前に泥んこになり、怪我をしても戦い続けるのです。
そしてサッカーはテレビでやる大会が冬なのでまだいいですが、野球は真夏。
正直地獄のような暑さの中やっているわけです。
精神的にも肉体的にもキツい。
そんな限界の中で戦っている姿だからこそ、画面上で見ていても感動を与えるのです。
ちなみ私はサッカーをやっていましたが、高校野球は幼い時から大好きでずっと見ていましたし、今でも見ています。
それは高校球児の気持ちもわかるし、気持ちがわかるからこそより感動します。
小学生や中学生などの見本となるような選手達だから
これはどういう意味か?
技術はもちろん高い選手達だからお手本になるという意味もありますが、私が大事だと思うのは精神的な部分ですね。
高校スポーツでは技術の向上も指導しますが、主に人間形成の場です。
高校生になると義務教育から外れ、部活をしていなかったら結構自由な時間も増えるし、アルバイトもできて行動範囲も広がる。
だから遊び呆ける高校生も少ないと思います。
しかし、遊びではなく部活を選んだ高校生は精神的にすごく成長することができます。
これは私も実感しましたが、高校1年生と高校3年生とでは考え方や礼儀作法のレベルが桁違いに違います。
部活に打ち込めばまず何を犠牲にするかといえば遊ぶ時間。
そして勉強との両立。(私の高校は赤点をとれば練習に参加させてもらえない)
この時点で自分にどれだけ打ち克つかが重要になります。
これを3年間ですから、人として変わることは想像に難くないですよね。
今振り返れば、私もよくあそこまでやれたなと思います。
あの時に戻っていいよと言われてもあの3年間だけは戻りたくありません。
1000万貰っても嫌と答えます。笑
それぐらいキツいです。
だからこそテレビに映る高校生のフェアプレーを見て、こんな大人になりたいと思わせてくれる。
そんなアマチュアスポーツ素敵ですよね。
楽しみな人が大勢いるから
ここまで読んで頂いたらこの理由はわかると思います。
私も高校スポーツのファンです。
本当にアツく生きることはカッコいいなと思うしあの時に戻るのは嫌だけどあの時ぐらいアツくなれることを見つけたいと思います。
アツく頑張る人はかっこいいし人に影響を与えられる。
昭和っぽいかもしれませんが、人間の感情に訴えかけるのは必死な姿です。
クールなのももちろんいいです。
私も憧れているので。笑
ただカッコいいで終わるかファンになるかは雲泥の差です。
だからこそファンになってもらえる生き方をしたい。
そう思います。