話を聞くことの大切さ
話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。
今回は、D・カーネギーの「話し上手になりたければ、聞き上手になることだ」の名言の個人的見解を述べていきたい。D・カーネギーは、自己啓発書の元祖と称されている「道は開ける」の著者である。D・カーネギーの著書は、他者に対して自己が変わることによって、自己への他者の行動を変えることが柱となっている。
カーネギーは、「聞き上手になるためには、相手に興味を持たなければならない。そして、相手が喜んで答えるように質問することだ」とも述べている。相手の話を聞くためには、相手へ興味を持つことが必要である。相手に興味を持たなければ、相手が話していることが頭に入らない。さらに、相手が自分の話に興味を持ってくれているかどうかは、相手の表情や仕草でわかる。(子供たちに授業をしていて、関心があるか、ないかすぐにわかる。)興味を持ってくれていると感じれば、進んで話してくれるだろう。しかし、興味を持っていないと感じると、徐々に話すことが気乗りしなくなる。その結果、相手から大事な情報を聞き出せなくなる。
では、なぜ「聞くこと」が大切なのか?それは、一人の人間が経験できることは限られているからである。人には1日24時間と決められている。よって、経験してきたことは、同じようなことであっても皆異なる。だから、他者は自分の未知の世界を経験している場合が多い。その経験の話を聞くことで、あたかも自分が経験しているように習得していくのである。そのようにすることで、人間力が磨かれていくと考える。だから、私は、あらゆることに興味を持ち、他者の話を聞くようにしている。そして、そこで得た知識をあたかも自分が経験したかのように他者に話している。(私の場合は、子供たちだか…)そのとき感じることは、知識が増えたことにより、深い話が出来ているように感じるものだ。
最近、人の話を聞けない子供、コミュニケーション能力が不足している子供たち増えているように感じる。その原因は、幼い時に、自分の話を聞いてもらえていないのではないかと思う。核家族化、共働き世帯、片親世帯が増えている昨今、この状況は仕方がないことなのかもしれないが、今のままでは、他者や物事に興味を持てない子供が増えていく気がする。(もう実際は起こっている)これは。非常に良くないことである。今一度、私を含めて子供の話に目を向けてみませんか?大人にとってはくだらない話であっても、真剣に話を聞いてきませんか?子供たちが輝くのも、輝かないのも大人の接し方次第だと思う。私は、真剣に取り組む覚悟でいる。
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