ドン引きサッカーからの脱却(2020年版ヴァンフォーレ甲府の現在)
J2降格から早3年。今季は多くのベテランがチームを去り、毎年恒例の主力の引き抜きもされ、例年以上にきつい始まりとなった伊藤彰監督2年目。昨年は結果(昇格)重視の現実的な戦い方で勝ち点を稼いでいき、結果は5位そしてプレーオフ進出を決めた。5-4-1のブロックをゴール前に敷き、相手の攻撃を弾き続け、奪えたら前線に控えているスーパーな選手たちに預けてロングカウンターが基本形。この戦い方は城福監督時代から続いていたもので、今や甲府の印象を聞くとほとんどの方がこの印象と答えるだろう。