徐々に上り調子
9月になりました。
前回書いた「スタートラインに立つ」ことはできたのか?
長くなりそうなので、簡単にまとめると8月最終試合までは仕事もありほぼ見てません。
本人に任せる感じでした。
夏休み最後の週末は練習試合後に家族で出かけ、急遽決まった翌日の練習もそのまま休みました。
この1日半は休みと家族で過ごすことを楽しみました。
中学1年ですからね。サッカーだけでも息が詰まります。
ということで、この1週間はあまりこちらからサッカーについては触れませんでした。
自分で考えたり感じることもあるでしょうし、何も考えないことも大事だと思います。
ここから長いです(笑)
夏休み終了
リフレッシュもできたのか、課題を持って練習に取り組めるようになったようです。(この課題は後日)
8月最後の練習試合の前々日、急遽練習が組まれたのですが、休ませました。
その練習場所と内容が今の息子にはあまり意味がないというか、もっと他のことをやっておきたいというのが私にあったからです。
その日はたまたま私も夕方空いていたので、息子と話し「チームの練習は休む代わりに個人での練習と5kmのランニング」をすることにしました。
これが功を奏することになります。
8月最後の練習試合
練習試合を見に行く度に日に焼けたのですが、この日は学校のグラウンドで校舎が日陰を作ってくれて快適に観戦できました。
1本目、SBで出場。
いつもより積極的にプレスをかけます。
前の3試合をほぼ見ていないので比較はできないかなと始まる前は思ってましたが、明らかに良い動き。
相手は1トップ2シャドーという攻撃布陣で(相手選手が指示の中で言っていたのを聞いた)、かなり高い位置を取っていたのですが、中盤のルーズボールにも飛び込んで行きました。
私たちは選手がベンチから荷物の場所まで移動する通路の近くで観戦してたのですが、通った息子に「いいじゃない」と声をかけるとサムズアップで応えました。
2本目はCBで出場。
せっかくSBの動きをつかめてきていたので、私は「もったいない」と思ってしまいましたがここでも成長が見られます。
15分/給水/15分という形式で試合をしたのですが、最初の15分に組んだCBがけっこう指示を出すタイプ。
ダメダメ沼にはまっていたときは、この指示を真に受けすぎて何をしたら良いのか混乱。
前に行けば「前に行くな」下がれば「下がるな」
ただ、この日は違います。
相変わらず指示が飛ぶのですが、撮影をしていてズームで顔を見ると息子は苦笑い。
明らかに8月前半と表情が違います。
これには私も安心しました。
帰宅後本人も「あれを全部聞いてると何もできなくなる」と自分に目を向けることができるようになってました。
試合はこちらのゴールキック時のポジショニングがワンパターンで、相手に詰められやすいなどの反省点はありましたが、久しぶりのCBにしてはまずまずかと。
この日好調だった要因にディフェンス力の向上がありました。
ディフェンスの安定と自信が良い方向へ動き出す
先日のチーム練習を休んで個人練習をしたのが、このディフェンスです。
1対1のディフェンス
この『間合いを意識するディフェンス』を私と二人で何度も繰り返しました。
ポイントは間合いの詰め方と身体の入れ方。
正直、ジュニア時代にも多少はやったので「忘れたの?」とは思いましたが、改めてやってみるとわかることもあるようです。
もちろん試合は11人いますから、単純に1対1の場面だけではありません。
パスという選択肢もあるので攻撃側はパスやパスを出すフェイントも可能です。
それでもこの練習で間合いを考えて飛び込める感覚を思い出したようで、それが試合での動きにつながったようです。
良いイメージから好転していくパターンです。
もうひとつ、フットサルの動きを思い出したそうです。
相手を見ながら走る動きだと言ってましたが、その動きがフットサルでやったことと共通するそうで、反対サイドから攻撃されているときの前後の動きはスムーズになりました。
やっと過去の経験を生かせるようになってきた。
好転の連鎖は翌日の練習にも
翌日の練習でも好調は続いたようで、試合形式で良い形があったと満足げに話してくれました。
自分サイドのセンターラインよりやや自陣側でSHがボールを奪取。
息子がフォローでインナーラップをかけますが、そこはスルーでSHは中央のボランチへパス。
ボランチはスペースのある逆サイドへパス。
息子はそのままペナルティエリアまで走り、そこへ逆サイドからのパスが届く。
息子はワンタッチで中へ折り返し、FWがボレーで決める。
これは本人も気持ち良かったそうです。
逆サイドからパスを出した選手が一番ナイスプレーかと思いますが、この一連の流れに自分が乗れたことが一番の喜びだったようです。
前日の練習試合から前に飛び出せていたので、結果も伴い自信がついたのではないでしょうか。
ディフェンス面でも、たぶんAチームのエースになるであろう選手とのマッチアップで勝てなかったが負けなかったそうで
「やっぱあいつは上手いわ。でも久しぶりにディフェンスの楽しさを思い出した」と話ており、心技ともに上昇傾向です。
本人も「悩むことはまたあるはずだから、また落ちる波が来ると思う」と言ってましたが、落ちる下げ幅を小さくしたり、大きく上がれば下がっても以前までは下がらないわけです。
それを繰り返して成長するんだよ。
今後はAチーム・Bチームに分かれての活動も増えるようで、息子はまだまだBチームだとは思いますが、一歩ずつ成長しAチームを目指して欲しいですね。
何よりも8月で一皮むけたのが良かった!そしてスタートラインに立てた!
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