永遠迷子
百貨店の書店で、契約社員として働いていた時のこと。
「外商」っていうのがあるんです。担当の方に内線で〇〇様がおいくらお買い上げです。って、お会計が済んじゃうのですが
外商伝票が発生するのでそれを私が届けることになったのです。最初で最後でしたが。
大型書店でしたから部門が細かく分かれていて、私は普段 レジ打ちする事もなく、販売員として接客、カウンター業務と担当の棚を持ち、出版社の営業の方とやりとりしたり発注したりするだけなので
納品の検品も、売り場までの入荷さえも仕入担当の方がしてくださるので普段お店から出る事はないのです。アルバイトの人も入れて200人はいたと思います。私は学習参考書売り場でした。
お受験で何万円も参考書や、資格試験のテキストが売れるのです。
因みに話がそれますが諸外国語の辞書が大量に万引きされた事があって、その時知ったんですが、希少価値があって高く売れるそうです。万引きはとても多くて、私服の万引き捕まえる業者の人がいつも捕まえていて、事務所に入らないことが多々ありました。
外商にいく話に戻ります。その時は、たまたま。 だったのかもしれません。ちょっと昔すぎて覚えてないのですが。
「わかりづらい場所だから迷子になるかも」言われた通り、見事に迷子になりました。
そしてそれからずっと 夢に見るのです。
私はびっくりするくらい夢をみないのですが、いや みてるらしいけど ほんとに見ないし、ぱちっ と起きるので。(笑)
別館のあるデパートみたいなところで、お昼休みにちょこっとのつもりで離れたら、戻れなくてぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるする夢です。時間に間に合わないと、めっちゃ焦っています。そんな感じの夢を色んなパターンで様々なアレンジを加えて、何回もみています。
。°(°`•ω•´ °)°。
夢って疲れるんですよね。損した気分です。
よっぽどの恐怖体験だったのでしょうか。どういう時に見るのか深層心理に問いかけたいです。
でも、あの頃すごく充実して楽しかったし一生懸命だったので、あの頃の私が何か伝えたいのかなって思ったりもします。
いまでも迷子になるのですが、Google マップで帰ってこれるようになりました。便利な世の中です。あ、道だからか。
迷子になりがちだけど、わからなくても道があれば突き進んじゃう。私の人生と、同じじゃん!
行きはすんなりだけど、帰れないから困るのだ。そこでいつもヘンゼルとグレーテルを思い出す。
どうしよう 落ちがない。
つづく!?