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小籠包じゃ足りない君との関係性

くるり/琥珀色の街、上海蟹の朝


2年前の冬、ひたすらこの曲を聴いていた
何故そうしていたかはとうに忘れてしまった

けど当時ばらの花も聴いてた気がするから
くるりのブームが来てたのかな、層雲峡に


なんとなしにこの曲の感想を
ルームメイトに伝えたら
「そう捉えたことがなかった」
「言葉の受け取り方が綺麗」
という旨を言われた

歌詞の捉え方も人それぞれ十人十色



んじゃ
シェアしあった方が楽しいね~~



ってことでリスナーノーツ書き始めます

と言っても上海蟹と小籠包の描写のみに絞って話すのでこの曲やくるり好きな方からしたら浅すぎる考察として映るかもしれないけどそしたらコメントでいろいろお考え教えてくださいな


上海蟹食べたいあなたと食べたいよ
小籠包じゃ足りない
思いでひとつじゃやりきれないだろう



小籠包ってめっちゃテンションあがらない?

蒸籠で運ばれてきて
パカッと開けると立ち上る湯気
プレーンのタイプだけでなく
お店によって色んな味があって
見た目でも楽しめる
食べ方の説明書きを見ながら
ひとつ取ってレンゲにのせる
箸を入れると途端に溢れ出す肉汁
あつあつをすすったら
千切り生姜ものせてぱくっ

は~~~



つまり小籠包って運ばれてきたときも
他の人がハフハフしながら食べてるときも
ずっと楽しいし美味しいし賑やかなんですよね
初対面、とまではいかなくても二人っきりで外で会うのは初めて、みたいな人とでも盛り上がれる料理だと思うんです


対して蟹

蟹食べる時は皆黙る
はもはや諺にできそうなくらい当たり前なことですがしかも種類がズワイガニやタラバガニのような足が太い蟹じゃなくて上海蟹🦀

全ての真剣を集中させなきゃいけないし
そうしても上手く食べられるか際どい
小籠包は箸とレンゲなのに対して
蟹はきっと手でもって食べる訳で


こぼしてもいいからさ、とは言われても

結構心許してる相手じゃないと
沈黙も手を使う食事もそわそわしちゃいます

気心知れ具合でいうと
小籠包と上海蟹は越えられない壁がある


中華料理屋デートで考えると
最初は餃子と炒飯とかで、その内少しいいとこのレストランで小籠包やおかずをシェアしながら食べて、そういう回を何度も重ねて上海蟹に行き着く
なんなら旅先で本場の食べるのもいいね
タイトルに朝も入ってることだし


つまり
小籠包じゃ足りなくて
上海蟹が食べたいよ、あなたと
っていうのは実質愛の告白ではないかと

実際に言われたら(蟹、、、、🦀?)
って反応になるのは避けられないけど


以上です
また書きますね
いい夢も

04.03.2021

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