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翻訳できない世界の動詞
世界中にひろがる言語の世界。それぞれの言語にはユニークな動詞がある。言語はその土地の文化を現す。しからば動詞はその土地の行為や行動への関心を現す。日本語では積読。言い得て妙な振る舞いがイメージできる。日本人らしさがにじみ出るヤバさがある。さて、スペイン語ではヴァシランド(VACILANDO)がおすすめ。どこへ行くかよりも、どんな経験をするか。それを重視した旅をする。経験重視で「旅する」という動詞。よく練られた旅の計画は、思いがけない冒険にはあまり向いてない。どこへ行くかはっきりとわからない?すばらしい!地図や計画は窓からほっぽり出して、心の向くほうへ旅せよ乙女。シエスタ文化のあるスペインらしい動詞だろう。経験のデザイン。人生は経験の連続なのだとしたら能動的にそこへ向かうこと。大航海時代のスペイン。その頃のDNAは今もなお、ことばとして遺っているのかもしれない。動詞は健在というよりも頑固。まずは意味を探る旅から。