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複合動詞で自分らしく振る舞う
日本語には「光り輝く」「投げ入れる」「書き上げる」のように、2つの動詞が連接した複合動詞が豊富にある。また、「食べてみる」「仕舞っておく」のように、前の動詞に「テ」が付いた表現も日常的に使われている。世界的に見ると、このような2動詞の連結表現は東アジアから南アジア、そして中央アジアの一部にかけての地域に広く分布している。前の動詞が連用形に相当する「動詞+動詞型」の複合動詞は、東アジアに限られるようで、中でも日本語の複合動詞は数の多さと表現力の多様性において群を抜いている。そのため、言語の専門家にとっては興味深い分析対象であるが、日本語を学ぼうとする外国人にとっては手強い学習テーマだ。現在、日本語でよく使われる動詞+動詞型の複合動詞は2700語以上。日本語のおもしろさはこの柔軟性にあるように思う。自由度の高い日本語、特に動詞をいかに創造的に活用するか。複合動詞で自分の動詞、マイ動詞をつくるならお早めに!