社会福祉 その2
前回社会福祉の事を書いた時,意味を「困っている人を支援する」と書いたが…
対象は「困っている人」だけなのか.
「困る」とは大辞泉では,
⑴ある物事をどう判断・処理してよいか分からず悩む
⑵辛いことにあって苦しむ.難儀する.
⑶不都合である.迷惑する.
⑷金や物がなくて生活に苦しむ.困窮する.
新明解国語辞典では
⑴うまく処置ができなくて,何かに頼りたい気持ちになる.
⑵貧乏で生活に苦しむ
困るはあくまでも主観的な状態.困っているように見えても,当事者が困っていることを自覚していなければ,善意の押しつけになるかもしれない.
困っていることに気が付いてはいるが支援へ手が伸ばせない人への支援は人間関係を構築しつつ出来る支援から始める.しかし困っている状態を自覚していない場合はどうだろう.支援者側の働きかけを無視したり拒否するかもしれない.
社会福祉士は住民の生活実態や価値観を尊重する為にもアウトリーチを重ね,地域との連携をすすめる必要を感じる.
社会福祉とは「困り感のある無しに関わらず,生きていく上で必要な福祉サービスや制度を利用したり,そのための必要な支援をしたり、受けたりすること」
まだ足りないような…