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『誰かのために行動をするのは本当に正しいのか?』
こんにちは。
KEYAKI COFFEEの松木です。
一昨日、「noteを再開します。」と投稿してからSNSやnoteで反応がありとても嬉しいです。
正直、「こんなこと書いても誰のためにもならないよな」とか「いったい誰が興味を持ってみるんだろう」と思うことはあり、今までもそこで止まっていたような気がします。
「誰かのため」は一見美しいように見えて、実は自分を苦しめる呪文のようになってはいけないなといつも気をつけています。
事業をやっているのも、お客様にコーヒーを淹れるのも、美味しいコーヒー豆を焙煎しようと思うのも「最終的には誰かのために」なっているのかもしれませんが、まず「自分がやりたい」、「自分がこんなことをやったら楽しい」が前提にないと私は動けないんだと最近改めて考えています。
「誰かのために」は本当に誰かのためになっているのか?
この「誰かのために」と自分に言い聞かせて苦しんでいる人は多いんじゃないかなとも思っています。
例えば、KEYAKI COFFEEのスタッフでも上手くいかないことが続いて落ち込んでいる時に
「何のためにこの仕事をしているの?」
「誰のために必死で上手くなろうとしているの?」
と聞くことがありますが、大抵「お客様のため」と答えます。
(教科書通りの回答で素直なスタッフに恵まれているなぁ思います。)
「誰かのためにやること」は素晴らしいし、否定もしていません。
私もそんな美しい動機だけで動けるなら苦労はしないと思っていますが、「誰かのためだけ」になってしまうと「犠牲感」が生まれてやってもやっても自分が苦しいままになってしまいます。
だからこそ苦しい時ほど一旦立ち止まって「そもそも何のためにやっているのかな?」と思うようにしたり、今苦しんでいるように見える人には聞いたりしています。
初心が大事と言われますが、そもそも初めの動機は全て
・自分が楽しいから
・自分がワクワクするから
・こんなことをやってみたらみんな喜んでくれるかもという高揚感(自分から出る感情)
から来るものなのに、いつの間にか来てくださるお客様や一緒に働く上司や同僚の顔色を伺って「自分が楽しい」を忘れてしまって仕事をする方が多いなといつも思っています。
そういう私も気を抜くとすぐに忘れてしまうので、忙しさに追われていたり、余裕がない時ほど自分に言い聞かせて
「今楽しいと感じてる?、そう思えないなら楽しむにはどうすれば良いか考えてる?」
と自分に聞くようにしています。
「結局楽しんでいる人が一番強い」
これは私が学生の頃から社会人になってもやっていたテニスで大会に出ていた時によく考えていたことですが、スポーツは自分の精神状態によってパフォーマンスが大きく左右されます。
自分を良い状態に保つには集中力を発揮するしかなく、その集中力は「楽しむこと」、「向き合えることに没頭している」ときによく現れます。
私は新しいことやまだ誰もやっていないことにワクワクしたり、驚かせてやりたい、みたいな気持ちが強く、そのことに没頭しているときは体力が尽きるまで何時間でも練習したり、勝ち負け度外視で試すようなことをしていました。
結果、それが良かった場面もありますが、自分が焦っている時や相手に萎縮している時は何をしても上手くいかなかったのも覚えています。
そういった経験からスポーツや仕事で大きな成果を出す時は決まって「自分が楽しんでいて夢中になっていること」が多いと経験上知っており、「楽しむ」って気持ちは何よりも重要じゃないかと考えています。
プロのスポーツの世界でもテレビで見ていて苦しそうにプレーをしている人よりも真剣に楽しそうにプレーしている人の方が結果を出しているように見えますね。
WBCの時の大谷選手の楽しそうな表情は今でも忘れません。だから見ている側も感動が伝わるんだなと思って見ていました。
何だか精神論のようですが、気の持ちようだったり、考え方一つで行動が変わることがよくあります。
私自身も「こう考えたら動きやすいよね」という知識に何度も救われて来ましたし、今後も発信していきたいと思っています。
これを読んでいる方にも考えすぎて動けない、という方もいると思います。
そんな時はみんな抱えていることは大体一緒なので、「少し楽しんでみよう」と考えるとスッと動けるようになると思います。
「自分の人生の責任は誰も取ってくれない」
当たり前のことですが、自分の人生の責任は自分で取らなければいけません。
特に経営者になってから自分で考えて、決断して、その行動の全責任を自分で取るしかないんだなと改めて考えるようになり、その責任の重さから行動に移すのが怖くなることがよくあります。
今でいうと次の店舗に向けて大きな借り入れを考えたり、事業計画を作ったり、働くスタッフとお客様の動線やオペレーションをひたすら「あーでもない、こーでもない」とやっていたり、スタッフの給料や税金の支払いに首を絞められたり...。
逃げられないので向き合うしかないのですが、その状況も苦しいと思うか楽しんでみようと思うかは自分次第なのでそれなら「楽しむ」方に気持ちを傾けて前向きに行動した方が良い結果になりそうだなと考えています。
楽しく考えているだけでは何も起きないので、「前向きに捉えて行動する」ということを最近特に意識して行動しています。
この記事を読んで少しでも「誰かのために」と行動を続けている人は少し立ち止まって、「自分は今楽しんでいるのかな?」ということを考えてみてください。
楽しんでいないなら楽しむにはどうしたら良いか?を考えて、行動に移してみてください。
その上で楽しんでできるようになると周りの方にも伝染して、結果「人の役に立つ」のだと思います。
順番が大事ですね。
こういったことを日常的に社内で共有したり、話していますが、なかなかすぐにできるようになる人はいませんし、私も意識していないとすぐに忘れます。
意識しなくても行動を変えるためにnoteを書いているところもあるので、この習慣も「自分のため」続けていきます。
その結果、読んだ誰かが喜んでくれるなら嬉しいですし、それが「他者貢献」になると考えています。
KEYAKI COFFEEの行動規範には、【他者に貢献する。】という項目があり、社内でどうやったら浸透できるようになるかずっと考えています。
noteを書いてみてもしかしたら「誰かのために」を前面に出すことだと間違っている方もいるかもしれないなと気づきました。
自分の考えを整理するって大事ですね。
今後も日常的に浮かぶ疑問や新しい発見を発信していきます。
まだどのようにまとめていくかは考え中ですが、続けながら探してみます。
長くなりましたが、今日はこの辺で。
ここまで読んでくださりありがとうございました!