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あの時の歌が聞こえる 中巻
第六話「共通」
「ここにいたのか」
見つけた見つけたと佇んでいる人物は春日野圭だった。僕はわけがわからなかった。
彼はさっき別れたばっかしだし当たり前だが家の方向も真逆だ。しかもカラスとの関係が全くわからない。
「ありがとな、ルーク」
春日野はカラスに対してかがんで頭を撫でた。それからポケットからパンの欠片をとってカラスに与えた。
ルークってカラスのなまえか?そこまでカラスを愛でているのか?変わった趣味すぎて僕は春日野に対する評価が1下がった。
春日野はぽかんとしている山内に舌打ちをしてから口を開く。
春日野の眉間は血管は浮き出てはいないが少しシワがよっている。
『こいつの性格、マジで嫌いだ』
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