Key of tales[公式]
思うままに、心から流れる詞(ことば)を1つのエッセイに
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第十一話「思惑」 「気持ちよかったー!」 マイが風呂から上がってきたのを見ておばあちゃんは微笑んで 「全員入ったね?ご飯の準備できたから食べなさい」 「「「「はーい」」」」 食膳には豪華な山菜料理が並んでいる。 今日の献立は山菜や野菜の天ぷらだ。 「うまそーーーーーー!!」 圭は料理を見るや否や座り込みもう箸を持っている。 僕たちはの隣へと座っていった。
第六話「共通」 「ここにいたのか」 見つけた見つけたと佇んでいる人物は春日野圭だった。僕はわけがわからなかった。 彼はさっき別れたばっかしだし当たり前だが家の方向も真逆だ。しかもカラスとの関係が全くわからない。 「ありがとな、ルーク」 春日野はカラスに対してかがんで頭を撫でた。それからポケットからパンの欠片をとってカラスに与えた。 ルークってカラスのなまえか?そこまでカラスを愛でているのか?変わった趣味すぎて僕は春日野に対する評価が1下がった。 春日野はぽかんとし
第一話「聞こえる」 徐々に昇ってくる朝日が僕の目にきらめきしかめ面をした。 今日は月曜日、一週間の中で一番憂鬱な日なのだ。普通の中学生ならね。 今日は6月10日の月曜日、6月に入ったのに今年の梅雨はサボり気味だ。 ここ数日かんかん照りの晴れである。 空は笑っているかのように、もういいと言ってしまうほどの晴れ模様である。 ちなみに僕は曇り空だ。 何故かって人は聞くかもしれない。けど僕は人に打ち明ける気力がない。 言っても信じてもらえるわけじゃない。 僕が曇り空
第1話 八月十八日。深夜十一時、二十三分。 新宿歌舞伎町のビルとビルとの間に、丁度浮島のような形になっている広場がある。過去は元東急ミラノ座。今はTOHOシネマズ新宿前にあるその広場はシネシティ広場と呼ばれている。 歌舞伎町は夜の街だ。昼と夜ではその表情がまるで違う。例えば昼の歌舞伎町がナチュラルメイクだとするならば、夜の歌舞伎町はフルメイクなのである。 その、歌舞伎町シネシティ広場にて、一人の少女が、体育座りで顔を埋めて一人、泣いている。少女はオフショルダーのトップスに如
今日は急遽、ライトノベル(通称ラノベ)に挑戦してみたいと思います。 プロットの方は最後までは考えていないのですが、途中の着地点だけは決めてあるので、それを睨みながら物語を進めて行こうかと思います。キャラが立てば更に練り直して読者の方がより楽しめるようにできればいいかなと。 売りは主人公が悪人を懲らしめる、いわゆる勧善懲悪ストーリーです。読んだ方の胸がスカッとするようなものにしたいと思います。 ここでこのストーリーのヒントになったものがあるので引用しときます。リアルの