いい歳こいて草野球に燃えてしまうのです
どうやら私の草野球に対する情熱は周りの人達がちょっと引くレベルだそうでして。
例えば家の中でトスマシンを使ってティーバッティングをしている件。
動画を見たとある友人曰く「狂気を感じる」とのことでした。
勝手に狂気感じてやがれって話ですが、私からするとこれくらい当然じゃないの?という感覚です。
思い返すと野球をはじめたのは小学校低学年。
兄が遊んでいた実況パワフルプロ野球を通じて野球を知り、「本物の野球をやりたい!」と思いました。
それから小、中、高校も途中まで野球部に所属していましたが、大学から社会人5,6年目まではどういう風の吹き回しかバンドマンをやっていまして・・・
何はともあれ、やっぱり草野球っていいです。
何がいいってコストとリターンがちょうどいい。
仮にエラーして0安打だったとしても、まぁ次の一週間しょんぼりするくらいで済みます。
それが例えば私が以前やっていたバンドだとSNSであれこれ書かれるわ、Youtubeでヒドイコメント書かれるわ、精神への悪影響が凄まじかったです。
俺たちがどれだけ苦労したかも知らないで適当なこと言うんじゃねえ!お前もやってみろよ!と何度も思いました。
あとは音源を作るにしても、ビデオを作るにしても、何をするにしてもお金が掛かります。
それを回収してむしろプラスにできる時もあれば、うまくいかなくてなかなかの金額の赤字になってしまうこともありました。
草野球でお金を稼ぐのは難しいですが、一方で大きな損失を被ることはまずありえません。
なのであくまで私の中でですがそういった意味合いで草野球はローリスク・ローリターンです。(良い意味で)
バンドだってそんなにガチじゃなければ負担は少ないですし、逆に草野球だってガチになれば色々と負担が大きいのかもしれません。
ただ私が過去にやっていたバンドの重さと比較すると、今やっている草野球のレベルは自分の人生にちょうどよくて、楽しい割合の方が断然大きいです。
あとは努力すれば結果に繋がるところが遣り甲斐かもしれません。
バンドは自分の影響の範囲外の物事が多かったり、自分の意思の一存では決められない物事が多くて歯がゆい思いをたくさんしました。
特定の時期を狙って頑張って早く曲を作り終えたのに他のメンバーのレコーディングが遅れてリリースが遅れる・・・
メチャクチャいいイベントの誘いがあるのにメンバーの一部の都合が合わなくて参加できない・・・
絶対にA案の方がいいのに一部のメンバーが謎の理由で反対する・・・
などなど。
一方で草野球は少なくとも自分の成績に関しては自分の頑張りが反映されます。
チームの成績はまた別の話ですが、自分の打率であったり、HR数であったり、は自分の努力次第で上げていくことができると思います。
それにチームの運営方針は監督やキャプテンに任せていますし、口を出す気なんてまったくありません。
そういった背景があり私の中で「ローリスク・ローリターン」な草野球が、今の趣味としてはピッタリで情熱を注いています。
一方でバンド活動はハイリスク・ハイリターンでして、うまくいっている時の高揚感は草野球の比ではありません。
自分が好きでやっていることで収益が上がるし、ファンからは「メチャクチャカッコいいです!」とチヤホヤされ、ウハウハな時も一時はありました。
でもその状態を続けていくのは大変ですし、うまくいかない時だってたくさんあります。
人によってはその「ハイ」の部分を味わうために「ロー」の部分を我慢できるのですが、私はもうハイがどうであろうがローの環境に疲れてしまいました。
あるいはハイもローも関係なく純粋にただただ音楽やりたい!というモチベーションで続ける人もいます。
でも私は色々と天秤にかけて考えてしまう人間なので割に合わないバンド活動は続けられませんでした。
だったら草野球の方がよっぽど楽しいじゃん、と思うのです。
何はともあれメンバーのほとんどが結婚をして家庭を持って、ガチなバンドはもうやってられんな、という具合で自然に活動しなくなったのが実情ですが。
ということで私は「努力して成果を出す」という一連のプロセスが好きなんだと思います。
失敗したら改善方法を模索して再トライ。
もしかすると物事は何でもよくて、この工程の中毒なのかもしれません。
ただ草野球は金銭面的にも精神的にもローリスクですし、運動を伴うので健康的です。
学生の頃からやっているので勝手も分かっているし、やりがいがあります。
バンド活動と草野球の比較というマニアックな話しになってしまいましたが、そんなこんなで週末の試合を楽しみに平日の仕事を頑張ります!