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SSK マルチスピードテスター4について

購入して数週間経過しましたが、色々と整理できたのでSSK / マルチスピードテスター4について書かせて頂きます。

バージョン違いにご注意

私としたことが不覚だったのですが、この製品は複数のバージョンが存在することを購入後に気が付きました!

まず、私が購入したのは「マルチスピードテスター 4」です。

はい。

"4"

です。

しかし、後から気が付いたのですが「マルチスピードテスター5」という最新機種が存在するのです!!!!!!

この認識を妨げている最大の理由が、ローマ数字で表記されていることだと私は睨んでいます!

普通に4とか5とか書いておくれよ!

そうしたらまだ気づきやすいのに・・・

このことに気が付いた時はやっちまった!と思いましたが、その後色々と調べて「4でまったく問題ない」という結論に至りました。

"4"と"5"の違い

それはズバリ「スマホに繋がるか繋がらないか」です。

最新機種の"5"はBluetoothでスマホに繋がる、とのこと。

なので計測機本体でもあれこれできますが、スマホとつなぐことによってスマホのアプリ上で数値を確認したり、動画を撮ったりすることができるそう。

でも動画は元からスマホで録れるし、数値だって計測器本体で確認できるじゃん・・・と思いまして、スマホに繋げる真のメリットが分かるようで分からないです・・・

しかしデメリットが非常に大きく、"5"の価格設定がいかれています。

・マルチスピードテスター4の価格:¥22,000
・マルチスピードテスター5の価格:¥47,300
※執筆中に値上がりしました・・・

その差はなんと倍以上・・・

※事情がよく分かりませんが値段がかなり上下します、お調べになるタイミングで4も5も正確な値段は上下するかと思います、悪しからず・・・

とりあえず5の方が高いのですが、スマホに繋げるためにそこまで払う意味はあるのか?

私が調べた限り、4と5の違いは本当にスマホに繋げるか繋げないかの違いだけで、測定内容も一緒ですし、測定精度も違うようには見えませんでした。

実は9割同じ製品がある

まず、こちらをご覧ください。

色違い&ソフト違いのみ、ほとんど一緒の商品がゴルフ系のメーカーさんから販売されています。

私、お仕事柄こういったことについてちょっと知識がありまして・・・

これはどういうことかと言うと、この製品はSSK社もPRGR社も自分で作っていないのです。

恐らく海外のメーカーかと思いますが、そのメーカーが本当の製造元です。

仮にそのメーカーを便宜上"KEVIN"と呼びましょう。

KEVINは諸々のスピードを測れる素晴らしい製品を持っていますが、SSKやPRGRほどの認知力、ブランド力、販売力がありません。

KEVINが"KEVIN"としてこの製品を売ろうとしても、日本に販売網もなにもありません。

そこでどうするかと言うと、ノーブランドの状態でSSKやPRGRに売り、SSKやPRGRのブランド名・メーカー名にして消費者に売るのです。

こういったやり方をOEMやらODMと呼ぶと聞いています。

SSKやPRGRは開発費など掛からず、サクっと性能の良い商品を売り出すことができる。

そしてKEVINは恐らく自力で売るよりも遥かに多い個数が売れるはず。

良い事尽くしじゃん!

って話です。

ざっと見た感じ、4も5もPRGR社の方が安いですね。

でもソフト面が調整されているようで、当然ながらゴルフモードが中心のようです。

でも使えないことはないかな・・・

赤の見た目もカッコイイですし、PRGR製を使うのはアリじゃないかと思います!
※調べたらPRGR製で黒色もありました。

ミズノの「BLAST」も気になった

さて今回、本製品を買うにあたり気になったのがミズノのBLASTという類似製品です。

ぶっちゃけBLASTの方が断然、色々と役に立つ情報を提供してくれると思います。

しかし、自分の中でNG的決定打になったことがありました。

それは・・・

-ブラスチックボールだと計測できない

という点です。

私が毎朝、穴の開いた緑色のプラスチックボールで置きティーの練習をしているのはあまりにも有名な話しですが、これを計測できないとなるとまるで買う意味がありましぇん!

今更ながら今回、計測器を買おうと思った理由は

「オフの間にスイングスピードを上げたい」

「動画を見てもなんとなくしか分からないから、数値を測れるようにしたい」

です。

BLASTでもスイングスピードはもちろん測れるのですが、プラスチックボールを打つ私の環境下だとそのポテンシャルの1/10くらいしか使えない気がしました。

一方でマルチスピードテスターならスイングスピードはもちろんのこと、プラスチックボールでも打球速度が計測できます。

BLASTのようにスイングに関するアドバイス云々は出てきませんが、それは野球教室の先生に教えてもらえるので大丈夫です。

そう考えるとBLASTよりもマルチスピードテスターの方がいいじゃん、と思いました。

他の選択肢

他にも選択肢はありまして、例えばスマホアプリ。

調べると無償のもの(機能制限あり)もありましたし、色々とありました。

でもシックリきませんでした。

本気で調べればアプリ自体はたくさんありそうなのですが、その中からちゃんとしたものを探す気になれず・・・

きっとちゃんとしたものもあると思うんですけどね・・・

学生の頃は瓦礫の中から輝くダイヤモンドを探す的な作業が好きだったのですが、35歳既婚子持ちサラリーマンとなった今、それよりも手堅い製品を買う方が気持ちが前向きになります。

それとゴルフ界にも範囲を広げればスイングスピードの計測器は結構、売り出されています。

だけどやっぱり野球メーカーの方がシックリくるよね・・・と思ったり。

時間に余裕がある且つ予算をできる限り最低限に抑えたい場合は、良いアプリを探すのも有効かと思います。

使い心地

本投稿に「レビュー」という言葉を意図的に使っていないのですが、それはレビューよりもここまで書いてきたうんちくの方が断然書きたかったからです!

ここからやっとレビュー的な話しになるのですが、感想としてはかなりベーシックでして・・・

「こういった事ができる」と書いてあることが、ちゃんと本当にその通りできるということに感動しています笑

逆に謳われていることができなかったら問題ですが、実際にやってみるまで「本当にちゃんと測れるかな・・・」と半信半疑な部分がありました。

でも、説明書に書いてある通りセッティングしてスイングすると「ピ!」と鳴って計測してくれます。

またありがたいのが素振りなり置きティーなり、継続してやるとそのまんまついてきてくれます。

つまりスイングの都度、何かしらの操作は一切不要で、特に計測的なボタンを押す必要もなく、放置した状態でただただバットを振るなり、置きティーでボールを打てば計測してくれるのです。

これがシンプルにありがたいです。

私は主にバッティング練習時に使うのですが、もちろん投げたボールのスピードを測ることもできます。

5歳の息子で試してみましたが、プラスチックのボールを投げてもらったらちゃんと計測できました。

ちなみにマルチスピードテスターを使うにおいて、三脚は絶対必須です。

バッティングに使うにしても、ピッチングに使うにしても、測定に適した位置に配置する必要があり、三脚が無いと意外にこれが無理難題になります。

イスの上に置いたり、物置の上に置いたり、あれこれ頑張ればできないことは無いですが、地味にストレスになると思うので潔く三脚も用意しておくのがお勧めです。

という訳で非常に気に入っているのですが唯一、謎なのが「ミート率」という数値です。

ミート率=1.09とは・・・?

最初は単純に「振った回数のうち、何回ボールに当たったか」という数値かと思いました。

しかし、当然ながら置きティーで空振りすることはまずありません。
(シーズン1打率割台の私でもさすがにそりゃ・・・)

んじゃずっと「1」かと思いきや、なんだか数字が動くんですよね。

1.14とか、1.23とか。

なのでこれってもしかしてボールの上っ面を叩いているとか、ボールの真ん中を捉えてるとか、そういうことなのか?と思ったり・・・

でもよくわからないです・・・

またネット上で検索してもあまり情報が出回っておらず、真相が不明。

そのうち気が向いたらメーカーに問い合わせてみようかと思います。

まとめ

今回はじめてこういった計測器を手にしましたが、非常に扱いやすくてなかなかいいです!

決して安いものではありませんが、スイングスピードなり球速なりというのは目視だと抽象的になってしまいますし、いざ測ってちゃんと数値化した方が良いと思います。

撮り貯めた動画を見返して「この時の方がスイングが早く見えるんだけど・・・」と考えたところで、実際のところ分かりませんから・・・

それよりも計測したデータを控えておいて、比べる方が正確なはず!

とはいえ、簡易的な測定器なのでそこまで正確かどうかは分かりません。

計測する位置、角度、いろんな条件によって誤差が生じるでしょう。

なので鵜呑みにせず、あくまで自分の推移を把握するのに使って行こうと思っています。

あまり情報が出回っていないようなので、どなたかの参考になれば幸いです。

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