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Quest対応がめんどくさい人向けの、Fallbackとインポスターの設定(最短数秒)

「でも負荷対策してないんでしょ?」

「Quest対応」が話題に出ると「軽量化すらロクにしていないのに何がQuest対応だ!けしからん!」という意見が出てきますが、

いちQuestユーザーのワタシ的には、負荷よりも「見えるかどうか」が一番重要だと考えています。(負荷が気になる場合はユーザー側で表示切り替えられるので。)

なので、この記事では負荷の話はせず、Questユーザーが見えるかどうかを重視して話を勧めていきます。というかQuest対応の話はほぼありません。

はじめに

PC版でしかVRChatをプレイしていないと「Quest対応」を知らない人もいるかもしれませんが、
「Quest対応」とは、Questなどのスタンドアロン版VRChatでもアバターが表示できるようにすることです。
詳しい説明はバーチャルライフマガジンさんが解説してくれています。

一切何もやってないと、Quest側からはこんな風に見えます。

かわいい美少女アバターが美少女ボイスでQuestユーザーを撫でてるイメージ図

かわいい美少女アバターも、Questユーザーからはゾンビにしか見えません。
悲しい!!!!!!!!!!

でもPCオンリーの人にはほぼ恩恵のないQuest対応…。それを「Quest対応しろ!」なんて強制するのは大変おこがましいので、最低限これやっておくとQuestユーザーは喜ぶぞってものだけ書きます。

どれもUnity使わない上に、全部1分もかからないので!!!

やってくれると!!!すごくえらい!!!


Fallbackアバターの設定

アバターがQuest向けにアップロードされていないときや、パフォーマンスの都合で代わりに表示されるアバターです。これは「アバター」タブ内の左下に見切れてる「フォールバック」の欄から設定します。
設定画面がわかりにくいので、大抵は初期状態になっています。これが「美少女アバターがゾンビで表示されている」原因です。

アバタータブ内の左下くらいにあるぞ!

これを通常使用しているアバターのイメージや種族に合わせるのがオススメです。

「フォールバックとして設定」を押せば完了!


Impostorの生成

Impostorとは何かというと、「VRChat側が自動生成してくれる、簡易版アバター」です。「Quest対応がめんどくさい…」でも、これなら相手にもアバターを見せることができます。

あくまで簡易版なので、フォトグラメトリのようなモサァとした見た目になります。表情変化には対応していません。
Quest対応したものよりは綺麗ではありませんが、生成が非常に簡単なことと、加えてQuest版ランクVeryPoorのアバターが見えないスマートフォン版でも見える点がメリットです。
アバターがQuest対応していても、とりあえず生成しておくのが良いです。

生成された姿はVRChat内のアバター詳細画面で確認できる(左の顔アイコン)

生成方法は非常に簡単で、VRChatのWeb(https://vrchat.com/home)のアバター詳細画面から、「Generate Impostor」を押すだけです。数分待つと生成されます。

VRChatのWebページのアバター画面をクリック
ここのアバターの詳細画面に生成ボタンがある

Quest対応(おまけ)

ざっくり言えば「Physboneの削減」と「シェーダーの変更」をすれば、だいたいのアバターはアップロードできます。が、アップロードの度に設定するのはめちゃくちゃ面倒くさいです。
今は「VRCQuestTools」という超便利ツールがあります。これを使うと、そこらへんの設定をパパっと変更したQuest対応アバターを作成することができます。
改めてバーチャルライフマガジンさんの記事を紹介しますが、余力がある人はココを参考に設定してみてください。

おわりに

Quest対応なんて、PC側からしたらほぼ恩恵ありません。自分は問題ないのに、相手のためだけにやるようなものです。
それでも、Questユーザーの「あっ…私からは見えないですね…」の悲しみに少しでも共感してくれる人は、Quest対応までではなくとも、これらの設定をしてくれるのは、すごく偉い…偉業…。

ととやま


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