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MetaQuest版VRChatでVR睡眠をする方法

更新履歴
2024/06/25 - アバターギミックに「GoGoLOCO」を記載
2024/08/14 - タイトルの変更、内容のアップデート

 「HPを削ってMPが回復する」ことで有名なVR睡眠ですが、なんだかんだほぼ毎日しています。
 基本的には電気代をケチってQuest版VRChatで睡眠をしていますが、「寝るときに体勢が整えられない…」「朝起きたらQuestがスリープ状態になってて書き置きが見れない…」という同志のために、自身が用いてる方法やツールを紹介します。


①近接センサー・ガーディアンをオフにする

 ガーディアンをオフにすることで「暗い部屋での警告を無効化」します。
 さらに、近接センサーをオフにすることで、「自動スリープを無効化」することができます。詳しくは以下の記事をご参考ください。

②充電ケーブルを接続する

 当たり前ですが、充電されてないと翌朝までにQuestのバッテリーは無くなってしまいます。
 Quest側の端子がストレート型の充電ケーブルでは寝返りをうつことができず、身体がバキバキになります。必要であれば、充分な長さのあるL字ケーブルを使うと良いでしょう。
 また、Quest3の場合は消費電力が増加しているので、充電が減らないような機器を揃えましょう。(純正充電器+L字ケーブルが安くて無難です。)

③赤外線ライトを点ける(オプション)

 暗い部屋でもトラッキングできるようになります。MDHで警告をオフにしていればVRChatを強制起動することができますが、点けない場合はどんどんトラッキングがズレてモノやボタンが選択しにくくなるので結構不便です。
 使用の際は部屋全体が照射できるよう、フック等で吊るすと良いです。(Amazonでよく売っているコレを使っていますが、問題なく使用できています。)

④横になる(+ごろ寝システム,睡眠システムなどで調整)

 睡眠の準備を整えます。Sit判定のあるベッドがあれば良いのですが、案外無かったりするものです。そのため、アバターに「身体を横にするギミック」を導入して、取りたい体勢を整えています。
 知ってる限りは以下になります。それぞれVR睡眠に適したツールですが、それぞれ特徴があります。

※導入の際には注意点があるので、販売ページの説明文をよく読みましょう。
※現在自身が使っているのは『GoGoLOCO(VRCFury導入)』になります。

・ごろ寝システム

 「仰向け寝・右向き寝・左向き寝・ぺたん座り」の体勢を取ることができます。特に「右向き寝・左向き寝」で睡眠する人も多いかと思うので、そのような細かい姿勢を取るのに適しています
 姿勢を有効化させるには伏せ状態(VRでは「伏せ状態」になるまで目線を下げる)にする必要があるので、トラッキングがしっかり機能しているときに使うと良いです。また、後述する「VRC睡眠システム」と共存可能です。

・VRC睡眠システム

 「仰向け・うつ伏せ・空気椅子・足を伸ばして座る」の体勢を取ることができます。本システムの最大の特徴は、強制的に姿勢を取ることができる点と、OVR Advanced Settingsのように高さを調整することができる点です。
 ガーディアンをオフすると(または赤外線ライトの照射具合によっては)、Questの高さを正常に認識できず伏せ状態にならない場合があります。そのときは本システムを使用すると良いです。
 また、コライダーが存在しないベッドで睡眠するときも本システムが適しています。商品説明にもあるように「ごろ寝システム」との共存がおすすめです。

・らずべりー式 睡眠システム(ベータ)【ModularAvatar対応】

 「仰向け寝・右向き寝・左向き寝・ぺたん座り」の体勢を取ることができます。こちらも姿勢を有効化させるには伏せ状態にする必要がありますが、ModularAvatar対応のため導入が簡単なこと、そして「仰向けと左右寝が自動で切り替わる」機能が搭載されています。

・GoGoLOCO【VRCFury/有志によるModularAvatar対応あり】

 飛行・ポーズ固定・高さ調整・ネタ系モーション・ちょっとエッチなポーズ…と、機能てんこ盛りのギミックです。これらのうち「高さ調整」「仰向け寝」「うつ伏せ寝」「ポーズ固定」といった機能は前述ギミックと同様ですが、さらに「横向け寝(左右)」が可能です。これらを強制的に姿勢を取ることができます。海外版ModularAvatarことVRCFuryでのポン置き導入、もしくは有志によるModularAvatar対応prefabで簡単に導入できます。
 寝ポーズは睡眠を前提としたギミックと趣が異なる印象があるので、しっくり来る来ないは個人差があるかも?
※(2024年8月9日追記)VRCFuryで導入した場合、他の睡眠ギミックが動作しなくなります。また、ModularAvatarで導入した場合には、睡眠ギミックとの併用が可能なものの、飛行などのギミックが動作しなかったり、一部ポーズを取っているときの足回りの動きがたまにおかしくなったりします。

⑤目をつぶる/表情を固定する

 寝ているときに目を閉じた状態にします。アバターによっては標準の表情が目をつぶっていたり、表情固定ギミックが搭載されていたりしています。ない場合は、FaceEmoにあるような表情固定できるギミックをアバターに追加したり…と方法は様々。
 ネイティブな方法では『固定したい表情を出しながらジェスチャーをオフにする』と、表情を固定することができます。ジェスチャーによっては難易度が高かったりしますが、試してみてください。

長押しメニューの『オプション』→『アバター』→『ジェスチャー』から切替可能

⑥余談

 ここからはもう寝るだけですが、ビデオプレイヤーで何か流しながら寝たいという人は動画を流しながら寝るのも良いでしょう。

 ずっとQuestを付けっぱなしだとシンドイのであれば、寝る直前にQuestを外してしまうというのも手でしょう。(近接センサーを無効化すると、翌朝まで点けっぱなしにすることができます。) そういう自身も、大抵は寝ている最中にQuestを枕の上にふっ飛ばしています。

 それでは(健康に気をつけて無理なく)良いVR睡眠を。

ととやま

最後に:
 かつてQuest版VRChatでは動画再生が対応しておらず、『陣内システム』というサービスを経由して再生していました。
 今では動画再生が公式サポートされていますが、長らくQuestユーザーを支えてくれた素晴らしいシステムでした。今までありがとう陣内システム!


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