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大操舵手ずかん
はじめに
この記事はドミニオンアドベントカレンダー2023の12月2日分になります。一般的なアドベントカレンダーは12月1か月を記事でリレーすることを指しますが本企画は何と1年間で行われています。今日は336日目です。
操舵手(そうだしゅ)
操舵手は各ターンの開始時に4コスト以下のカードを獲得出来る、獲得系の中でも上位のパワーを持ったカードです。しかし「操舵手を何枚獲得すれば良いか判らない」「操舵手で何を獲得すれば良いか判らない」なんて経験は無いでしょうか。
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この記事では「なぜ操舵手を買うのか?」という目的を軸として、目的に照らした時に何枚買うのか、何を獲得するのかを検討してみました(枚数については2人戦を前提としています)。
ドミニオンなので最終的にはサプライによる訳ですが、目安として参考になれば幸いです。
型1:8金サポート
推奨枚数:1~2枚
汎用的な型その1。序盤~中盤に貼っておいた操舵手に銀貨や密猟者など金量となるカードを蓄えておき8金や16金が出ない時に引き出して使う。注意点としては各ターンの獲得物は基本的に金量系のカードにすること。銀貨を1枚脇に置くとその後は屋敷を取り続けたくなるが最終盤の8金に泣くことになる。
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型2:初期手札サポート
推奨枚数:1~2枚
汎用的な型その2。操舵手に村系のカードを蓄えさせておいてターン開始時の手札の安定をねらう。こちらも8金サポートと同じくしっかり複数枚を脇に置きたい。ただし村は構築中も需要が高いため型1より脇から出ていきやすい。操舵手を2枚入れて片方は脇に獲得、片方は手札へ送れると都合が良いが、大抵は1枚でのやりくりになる。
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型3:屋敷枯らし
推奨枚数:2~4枚
複数枚並べた操舵手で屋敷を8枚取り切る型。これ狙いで構築するのはあまり強くない。高々8点にしかならず、この準備をしている間に相手が属州+公領で点数を上回ることは容易であるためだ。他の理由で操舵手を集めていて、締めの3山手段として控えておく考え方が良いだろう。
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型4:追従者・絹商人
推奨枚数:2~3枚
獲得するとトークンが手に入る追従者や絹商人を獲得する型。これらのカードは終盤になるとデッキを圧迫することがしばしば課題となるが、操舵手ならカードを脇に置ける点も好都合。序盤の動きとしては圧縮よりも操舵手を優先して2枚起動したい。相手との操舵手差が3対1ならとても有利。
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型5:暗躍者・呪われた〇〇
推奨枚数:1~2枚
獲得すると別のカードを獲得出来るカードの代表格である暗躍者や呪われた〇〇を操舵手で毎ターン獲得し続ける型。大抵呪い廃棄やドローソースを工面する必要があり3枚目の操舵手を入れるよりは他の事を進めた方が良い印象。
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型6:騎兵隊・ヴィラ
推奨枚数:2~3枚
基本的には追従者や絹商人と同じ。相手も同じ手を取ると直ぐに枯れるので2~3枚が現実的。ヴィラの場合は更に習性がサプライに含まれているとより相性が良い。
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型7:馬上槍試合
推奨枚数:1枚
操舵手の中に馬上槍試合を確保し、確実に属州と重なるターンで手札に加える型。銀貨を獲得することで8金支援にもなるため①操舵手を打つ→②銀貨を脇に置く→③8金で属州を買う→④馬上槍試合を脇に置く→⑤馬上槍試合と属州を重ねる、というイメージになる。操舵手を経由せずデッキ単体で属州を取って馬上槍試合と重ねるルートの方が早い場合もある。圧縮の効かないサプライでは操舵手ルートの安定感が際立つだろう。
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型8:橋の下のトロル
推奨枚数:1枚
操舵手は4コストカードを獲得する効果のためトロルの持続ターンでは本来5コスト以上のカードも獲得することが出来る。
この組み合わせで狙いたいのは公領。一度操舵手を貼ってしまえば以降はトロルを打つだけで公領を一枚脇に獲得出来る。特に属属が厳しいサプライでは属州先行するよりも点数を稼げる期待がある。
トロルを複数枚貼って操舵手で属州を取ることも可能だが、これが狙える位なら素直にビッグブリッジを目指した方が早いかもしれない。
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型9:封土
推奨枚数:3~∞枚
相手が封土を取らない場合、操舵手を3枚並べて銀貨を獲得することで毎ターン8点を得ることが出来る。なお封土と同じ4コストには庭園もあるが、こちらは10枚で8点であり使用感が異なる。
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型10:ブドウ園
推奨枚数:1~∞枚
操舵手は不要なアクションでも脇に獲得することが出来るためブドウ園と相性が良い。更に注目したいのがポーション獲得で①序盤に操舵手を準備→②中盤にポーションを獲得→③ポーションを取り出してブドウ園を獲得の流れはポーションを欲しいタイミングと噛み合っており、またデッキ自体の強化と並走出来て流れが良い。操舵手は多い程点数を稼げるが、サプライによっては1枚貼りでポーション供給が中心になることもある。
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型11:技術革新・都市国家・船乗り
推奨枚数:∞枚
操舵手を獲得して即起動することが出来る型。多くのサプライで強い。「6金出して技術革新から買う」「2友好を貯める」「船乗り+5金を揃える」の各条件を達成することを軸に序盤を組み立てよう。
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型12:渡し船・発明家の家族
推奨枚数:∞枚
開始数ターンで操舵手を4~5枚獲得出来るとんでも型。操舵手が枯れたら他の5コストに渡し船を付け替えることで高コストカードがみるみるデッキに集まっていく。非常に速いゲーム展開になるため基本的には圧縮よりもデッキを縦に伸ばしていこう。
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おわりに
操舵手について使用目的に照らした獲得枚数と獲得物を検討してみました。他にもここに記載のないシナジーは色々隠れていることでしょう。
ドミニオンwikiにも利用法としていくつかのシナジーが書かれています。こちらもチェックしてみてください。
余談:タイトルの元ネタ
属州買えない大ピンチ!
村が引けてない大ピンチ!
次々と起こる大ピンチ
乗り越えるために読むブログ
大操舵手ずかん!