本の情報
夜のミッキー・マウス
著者 谷川俊太郎
発行 2003年9月25日
発行所 新潮社
小学生の頃から、いつも心地よく共感できる言葉をくれる人、友達のように思っていた。高校生の時、手帳にサインをもらったこともある。谷川俊太郎さんの詩の言葉は、普段使いの言葉とは違って、恐ろしく鮮やかで容赦なく残酷で、口に出すと恍惚とする。可愛らしいような声で、とつとつとしたテンポで、詩を読む声が今も頭の中で聞こえる。ご冥福を、とはあまり言いたくない。詩人との距離は変わらないから。同じ時代を生きれてよかったと思う。
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