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バークシャーも投資した「シリウスXM」再編で資本関係を整理。今後の成長性は?

米国企業のシリウスXMが、株式市場で低い評価を受けている。

と言っても、大抵の人は「どんな会社?」と疑問に思うに違いない。企業としての来歴は以前記事化したが、ざっくり言うと「世界有数の音声エンタメ企業」。衛星ラジオのシリウスとXMが統合して生まれた会社で、2019年には『パンドラ』を買収した。

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業績自体は一見堅調だ。前年比では弱含んでいるものの、2023年の売上高は89.5億ドル。営業利益は19.5億ドルだった。ただし負債は大きく、2024年6月末時点での純資産はマイナス21億ドル。債務超過の状態となっていた。

シリウスXMは、ウォーレン・バフェットが会長を務めるバークシャー・ハサウェイが投資する企業でもある。今年9月には、親会社との企業再編を行なったばかりだ。同社が今後どのような展望を描いているのか、本記事で紹介する。

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