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新興国向け越境決済「dLocal」が好調すぎる

新興国向け越境決済プラットフォームを手掛けるdLocalが、株式市場における評価を高めている。8月16日に新たな決算が発表された後、本日までに株価は53%もの急騰となった。

損益推移を見れば、その勢いは容易に見て取れる。2023年4〜6月の売上高は1.6億ドル(前年比59%増)、営業利益は4,800万ドル(同36%増)だった。

世界広しといえど、これほどの規模で高成長と高収益を両立させる企業はそうあるものではない。時価総額は56億ドルを超え、直近一年間における純利益(1.3億ドル)に対して約43倍という水準に高まった。

今回の記事では、dLocalのビジネスモデルについて改めて確認した上で、直近の動向や今後の成長戦略について紹介する。

昔の問題ではない「越境決済」

dLocalが手掛けるのは、世界中の事業者を新興国の消費者とつなげるための決済プラットフォーム。たった一つのAPIによって、世界900を超える決済手段に対応することができる。

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