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世界最大の映画館チェーン「AMC」物販戦略とテイラー効果で復調を続けられるか?

2023年の好調な株式市況とは裏腹に、この数年ずっと右肩下がりの有名企業がある。大手映画館チェーンのAMC(AMC Entertainment Holdings)だ。

AMCは2021年、「ミーム株」の一つとして注目を集めた。株価は短期間で十倍以上へ膨らんだが、その後は急落。業績は復調しつつあり、直近では四半期黒字化も果たした。

同社のルーツは1920年に数名で買い取ったミズーリ州カンザスシティの「Regent Theatre」。1961年には「American Multi-cinema」へと改名、これがAMCという名前の由来だ。

1981年には映画館チェーンとして初めてカップホルダー付きのアームレストを備え付けた。今では約950の映画館と10,500ものスクリーンを有し、世界最大規模の映画館チェーンとなった。

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