- 運営しているクリエイター
2024年4月の記事一覧
Microsoft 3Q決算!クラウドからソフトウェアまでAIが成長を牽引中
マイクロソフトが4月25日、2024年1〜3月期決算を発表。同社においては第3四半期にあたる。
売上高は619億ドル(前年比17%増)に拡大し、営業利益も276億ドル(同23%)と堅調。株価はこの一カ月で5.4%ほど下がったが、決算発表後の時間外株価は4.6%上昇した。
サティア・ナデラCEOはプレスリリースで「CopilotシリーズがAI革命の新時代を指揮している」と豪語。あらゆる職種や業界
メタ・プラットフォームズ1Q決算!損益堅調もAI投資拡大を表明、株価は急落へ
メタ・プラットフォームズが4月24日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は365億ドル(前年比27%増)、営業利益は138億ドル(同91%増)だった。
増益基調が続く中、メタ社の株価はこの一年間で138%もの上昇。ところが決算後の時間外株価は、執筆時点で15%以上の急落となっている。理由の一つは、4〜6月の売上予想が365〜390億ドル(前年比14〜22%増)と減速が見込まれるためだ。
も
テスラ 1Q決算!販売台数減少の中リストラ表明、新型車種の発売は前倒しへ
電気自動車メーカーのテスラが4月23日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は213億ドル(前年比8.7%減)、営業利益は11.7億ドル(同56%減)となった。
業績悪化がすでに織り込まれていたこともあり、時間外株価は目下13%もの上昇中。イーロン・マスクCEOが語る今後の展望に、気持ちを揺さぶられる投資家はまだまだ少なくないようだ。
マスクCEOが語る成長戦略の中心には、自動運転と新型車種
TSMC 1Q決算:スマホ軟調もHPC牽引、下期は売上復調見込むが粗利率悪化へ
半導体ファウンドリ最大手のTSMCが4月16日、2024年1〜3月期決算を発表。
復調期待が大きく高まった前四半期と比べると売上・利益ともに減少し、決算発表翌日の株価も4.9%の下落。生成AIの盛り上がりとともに関連する需要が高まっているが、会社全体を上向かせるには至っていない。
とはいえ、結果を断ずるのは時期尚早と言える。大きな割合を占めるスマートフォン向けは、業績が軟化した最大の要因。パソ
Netflix 1〜3月決算:有料会員続伸も時間外株価は下落、今後の成長持続は可能か?
Netflixが今朝方、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は93.7億ドル(前年比15%増)、営業利益は26.3億ドル(同54%増)だった。
足元の成長は力強いが、2024年の売上成長率は「13〜15%」に落ち着く見通しを表明。昨年から始めた「ペイドシェアリング」(アカウント共有対策)による売上成長が一巡する見通しが固まり、時間外株価は目下4.9%の下落となっている。
それに加えて注目を集
ウォルマートとの連携で急成長!”レシート買取”アプリの老舗「Ibotta」が新規上場
米国で人気のキャッシュバックサービス、Ibotta(アイボッタ)が近くニューヨーク証券取引所への新規上場を果たす。
2012年に創業した同社を立ち上げたのは、なんと法律家出身の起業家だ。イエール大のロースクールまで通ったにも関わらず、「自分のやりたいことではない」と考えて起業家に転身。法律とは真逆の世界に見える”レシート買取アプリ”を立ち上げることになった。
今ではレシート買取にとどまらず、名
創業約10年でARR1,000億円超!セキュリティベンダー「Rubrik」が新規上場
2013年創業のセキュリティベンダー、Rubrikが4月1日に新規上場に向けた申請書類を提出した。
まず目につくのは事業規模の大きさだ。ARR(年次リカーリング収益)は直近で7.8億ドルを超え、前年比47%もの拡大。ホーム・デポやペプシコ、ゴールドマンサックスなどの大手企業も顧客として名を連ねている。
2014年1月末時点でのネットリテンションレートは133%にのぼり、既存顧客からのアップセル
2023年後半から大変貌!AIインフラ向けソリューションの「Astera Labs」が上場
AIインフラ向けソリューションを手がけるAstera Labsが三月、ナスダック市場への新規上場を果たした。
同社を創業したのはジテンドラ・モハン(Jitendra Mohan)。インド工科大で電子工学を学び、スタンフォード大で修士課程を修了した経歴の持ち主だ。半導体企業のテキサスインスツルメンツを経て、2017年にAstera Labsを立ち上げた。
業績推移を見ると、2023年6月までの損
創業19年、今なおユーザー数が増加中「Reddit」が新規上場
コミュニティサイト運営の「Reddit」が3月、ニューヨーク証券取引所への新規上場を果たした。同社は2005年に設立され、多様なトピックを網羅していることで知られる。
2021年の「ミーム株」騒動において、その中心にあったプラットフォームこそがRedditだ。上場に先立って、同社の人気フォーラム「r/WallStreetBets」で同社を空売りすることへの投稿が話題に。
設立から20年近くが経
コロナ禍乗り越え株価急騰!積極出店を進める「Kura Sushi USA」の現在
回転寿司チェーン「くら寿司」の米国法人、Kura Sushi USAが株式市場での注目度を高めている。4月4日に発表された決算で、2023年11月〜翌2月の売上高は5,730万ドル(前年比30.5%増)だった。
くら寿司は2009年、カリフォルニア州アーバインに米国初となる店舗を出店。Kura Sushi USAとして2019年にナスダック市場へ上場、コロナ禍を乗り越えながら事業を拡大してきた。
収益体質へ変貌した「ServiceNow」ARR100億ドルを目前、生成AI活用へ本腰
SaaS企業をめぐる評価が成長から収益へとシフトする中、かえって大きな躍進を遂げた企業がいくつかある。その一つが、ITサービスマネジメントプラットフォームとして始まったServiceNowだ。
かつて粉飾会計によって倒産したペレグリン・システムズでCTOを務めたフレッド・ラディが2004年、50歳を目前にして創業。自宅オフィスの一台のノートパソコンから始まったServiceNowは、今や世界を代
世界規模ネットワークを強みに成長!クラウドEDIのパイオニア「SPS Commerce」
今回取り上げるのは、クラウドEDIを提供する米国企業のSPSコマースだ。
SPSコマースは1987年に創業。当時の社名は「St. Paul Software」だった。事業売却などを経て2001年には「SPS Commerce」に変更、クラウドEDI領域を開拓しながら成長してきた。
売上高が右肩上がりに伸びていることに加え、収益性も向上。営業利益率は2017年には3.8%だったが、2018年に1