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2023年12月の記事一覧
金融データで成長を続ける「ファクトセット」非上場マーケットにも注力
今回紹介するのは金融データ領域の代表企業、ファクトセット(FactSet Research Systems)だ。
金融データ市場はブルームバーグとリフィニティブ(旧トムソン・ロイター)が他を圧倒。Capital IQ(S&P Global Market Intelligence)やムーディーズ、ファクトセット、モーニングスターなどが続く構図である。
全体では五番手という位置付けのファクトセット
需要高まるも成長は鈍化?「Adobe」にみる”生成AI”への過熱化した期待
テクノロジー企業のAdobeが12月13日に2023年11月期決算を発表。
9〜11月の売上高は前年比12%増の50.5億ドル。営業利益は同じく16%増の17.4億ドルだった。業績は堅調だが、発表後の株価は低迷。発表前と比べると8%弱の下落となっている。
株価急落の要因とみられるのが、来期の業績予想だ。2025年11月期の通期売上高は213〜215億ドル(前年比9.7〜10.8%増)を見込んで
50年連続増配!米国の塗料メーカー「RPMインターナショナル」とは
今回ご紹介するのは、RPMインターナショナルという米国企業だ。何の会社かというと、塗料メーカーである。
塗装関連の米国企業としてはシャーウィン・ウィリアムが有名で、投資家から高い人気を誇る。同社が時価総額750億ドル超を誇るリーダー企業であるのに対し、RPM社は138億ドル。大きさにはかなりの違いがある。
RPM社が特徴的なのは、50年連続の増配を達成していること。タイム誌によれば、何千といる
米国における信用スコアの代名詞『FICO Score』を提供するFair Isaac社とは
今回ご紹介するのはフェア・アイザック(Fair Isaac)、通称「FICO」という米国企業。米国を代表する信用スコア「FICO Score」を扱い、それなら聞いたことがあるという方もいるだろう。
「信用」は、古来より商取引に欠かせない。信用があるからお金を貸し借りでき、現金商売だけでは得られない利点を享受できる。しかし、その評価は難しい。そんな信用を客観的にスコア化するのがFICO Score
11月の急騰銘柄!米国最大の美容専門チェーン「アルタビューティ」の現在
2023年11月の米国株式市場はひときわ盛り上がった。S&P500指数は前月末比で8.9%もの上昇。Bloombergが報じたところによれば、1980年以来の実績で二番目に良い結果だったという。
どんな時もそうだが、追い風は全ての銘柄に等しく訪れるわけではない。12月6日時点のデータにはなるが、S&P500企業のうち特にパフォーマンスが良かったものは以下の20社だ。
このうち個人的に気になった
実は高収益の「ビルケンシュトック」10月に上場、株価も上昇中
フットウェアブランドの「ビルケンシュトック」が今年10月、ニューヨーク証券取引所への新規上場を果たした。初日こそ公開価格を割り込んだが、その後は上昇。値下がり分を取り戻した。
特徴的なサンダルで知られるビルケンシュトックは、「フットベッド」(中敷き)の生みの親であるという。フットウェアブランドとして世界上位五本の指に入り、ドイツの靴業界では最も多くの雇用を創出している。
想像に違わぬことだが歴
セールスフォース3Q決算:高収益を持続、AI機能による進捗をアピール
セールスフォースが11月29日、8〜10月期決算を発表。売上高は前年比11%増の87.2億ドルに拡大した。営業利益は15億ドルを超え、同じく226%増。半年までとは全く違う収益性である。
マーク・ベニオフCEOは「黒字成長」を重視する方針を再度強調。売上規模で三番目に大きなエンタープライズソフトウェア企業であること、「AI CRM」としてはNo.1であることをアピールした。
業績が改善する中で