2021年4月のテイクアウト比率は20%弱!うどん弁当を仕掛ける丸亀製麺の戦略とは?
下記2021年5月14日の決算資料を踏まえて今後の展望について考察していきます。
ビジネス全体像
丸亀製麺でおなじみだが、国内市場と海外市場で様々な飲食店を展開。
業績
新型コロナウイルスの影響があり、国内市場は特に売上を落としている。
また、年間では昨年の88億円の利益に対して今期は38億円の赤字に転落している。
はなまるうどんと比較すると堅調に推移
既存点売上高と売上高なので単純比較は出来ないが、競合のはなまるうどんは通期で65%弱の売上に落ちたことを考えると丸亀製麺の売上収益は30%弱に留まっており、丸亀製麺のほうがダメージは少なかった様子。
今後の展開
国内の店舗数は減少する見込みだが、海外では150店舗の出店をする見込み。また、カフェ事業に注力する様子
今後の展開についての考察
①国外への積極投資
上記は吉野家ホールディングスの直近の決算資料となるが、吉野家も海外で出店数は増加する見込み。トリドールホールディングスは年間で110店舗の店舗増加を計画しており、一層積極的である。
②丸亀製麺は堅調、中食ニーズを取り込む
丸亀製麺は既に店舗数が800店舗以上あり、吉野家が1200店舗と比較してもそろそろ通常の店舗数自体を増やしていくのがむずかしいフェーズに入っている。今後はテイクアウト比率を高めたり、昼食ニーズを取り組む方向。
既にうどん弁当という新しいジャンルがヒットしており、テイクアウト比率を押し上げている。
中食市場自体は飽和しているが、うどん弁当のような中食×うどんという分野は未開拓である。
市場の拡大は可能性の粋でしかないが、元々うどんの味を押し出している丸亀製麺が市場を拡大させる可能性は充分にある。
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