見出し画像

ぶち破る力!

“ なりたい自分 ” がある。
それに向かって(目標に向かって)突き進もうとする。
しかし、進もうとする道には必ず障害物がある。
そう。 “ 誘惑 ” という障害物が。

ぶち破る力!

誘惑、そして、 環境…
それらに負けない力。
改めて、大切だと思った。

 * * *

80年代後半〜90年代。
僕が20代のとき、周りはヤル気のない奴らばかりだった。
「どうせ頑張ってもしょうがない」そんな風に思っている奴らが多かった。

だから努力するだけムダ。
努力すると損をする。

今思うとは「社会主義」のような環境だったんだよね。

「年功序列」「終身雇用」

なるべく良い会社に入ろうとする。
大きい会社であればあるほど、給料も退職金も良い。

一流企業に入るには一流大学でなければならない。
その為に頑張って勉強をする。

そんなレールが敷かれていたあの頃。

敷かれたレールの上を歩き、その範囲の中で、それなりに努力をすればそれで良かった。

余計なことはしない。枠を超えない。
そんな世の中だった。

しかし、そんな時代でも僕は「何かをつかみたい」「枠を超えて自分でやりたい」そして「一人前になりたい」そんな思いでサラリーマンを辞め、自営業の道を歩むことにした。

とにかく働いた。営業の仕事なので飛び込み営業をメインにやりまくった。

最初の4年間は、隙あらば契約を取ることだけを考えた。
もちろん、みんなが休んでいる土日でも、そのことだけを考えた。

泊りがけの旅行で、日曜に予定より早く帰宅したときがあった。
15時くらいに帰宅したと思う。
思わず時間ができたので、その後何もしないのは勿体ないと思い、車を走らせ見込客の家へ営業に行った。そして契約になった。
こういうことが二度あった。
凄いヤル気だった。

とにかく目標に向かって動いていた。
「やり遂げたい」という気持ちが強かった。

そして顧客数も安定し、自営業で食べて行けるようになった。
一応、目標は達成した感じになった。

ここまでは良かった…

 * * *

しかしその後、ダメになっていった…

なぜ?ダメになったのか?

原因はふたつ。
“ 食べて行けるようになった ” ということで、安心してしまったこと。
“ 誘惑 ” に負けたこと。

友人からの遊びの誘い(飲みの誘い)は常にあった。
「遊ぶ時間があるなら仕事して収入を増やした方が良い」と思い、断ったこともあったが、しかし、誘惑に負けて遊びに行くこともあった。

「断り続けたら悪いんじゃないか?」という、人の良さもあった。
そして遊びに行く。
最初はノリ気がなくても、遊びに行けば、それはそれで楽しいもの。

“ 誘惑 ” に負けた。

そしていつの日か、 “ 野望に満ち溢れたあの頃でない自分 ” になっていった。

 * * *

イチロー選手、本田圭佑選手、永ちゃん(矢沢永吉さん)は、誘惑に負けなかった。

彼らには “ ぶち破る力 ” があった!


イチロー選手の小学生のときの夢は「一流のプロ野球選手」になること。
その夢のために、もの凄い努力をしたのだと思う。
しかし相当誘惑もあったはず。
「こんなに野球ばっかやってないで、俺たちとゲームでもやろうぜ~」←これは僕の想像だが、こんなやりとりがあったんじゃないかな?
しかし、彼は誘惑に負けず、自分の道を進みまくった!

本田選手の小学生のときの夢は「世界一のサッカー選手」になること。
彼も同じく、数々の誘惑を跳ねのけ、凄まじい練習を積み重ねたのだろう。
友だちがニコニコ遊んでいても、そんなのお構いなし。
世界一のサッカー選手になるために世界一練習をする。
やはり、自分の道を進みまくった!

永ちゃんは「だれもがBIGになれる “ 道 ” を持っていると信じている」と言っている。※ 矢沢永吉 激論集「成りあがり」より
彼はスーパースターになるために走りまくった。
当然、彼の足を引っ張る誘惑があっただろう。
しかし、そんなの彼には関係ない。
彼は “ 鎖を引きちぎって ” 自分の道を進みまくった!

 * * *

ぶち破る力!

僕にはなかった…

ある程度はあったのかもしれないが、しかし、弱かった…

あの頃をふと思い出したんだ。



ぶち破る力!

自分の道を切り拓くために、もう一度!


いいなと思ったら応援しよう!