体も心も、力が入り過ぎると上手くいかない
子ども時代、スポーツの苦手な子は「上手くできないといけない」と思ってしまい、体に力が入り、ますます上手くできない。
勉強も同じ。
勉強の苦手な子は、心に力が入るから上手くできない。
苦手な分「ちゃんと勉強しなくっちゃ」と力むから、なかなか捗らない。
水泳で「体に力が入ると沈む」と言うじゃん。それと同じ。
もし、力を抜いて自然体でいられたなら、ぽかーんと浮いていられるもんね。
だから、スポーツも勉強も自然体でいられるのが一番。
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人は、生まれたときは超自然体。
そして、少しずつ成長していく。
たださ…。
せっかく子どもたちは天真爛漫にやっていたのに、大人たちが「できないといけない」みたいな雰囲気を作るもんだから、だんだん子どもたちにも力が入ってきちゃうんだよね。
僕が子どものころを思い出すと、7才(小1)くらいまでは純粋で無邪気だったように思う。
しかし、8才(小2)くらいから、周りの目が気になり始めてきたような気がする。
その頃から、スポーツでも勉強でも「友だちに後れをとったら嫌だな」みたいに思うようになった記憶がある。
子どもたちは何かをやるとき、一回で習得する子もいれば、何回かやって習得する子もいる。
できるようになるのは、その子によって様々なんだよ。
本当は大人たち(先生たち)は「できるようになるのは人それぞれ」の雰囲気を作るべきなんだよね。
しかし、そのような雰囲気はなかった。「〇〇までにできないとダメ」の雰囲気のほうが強かった。
もちろん、できない子を励ます大人(先生)もいたけど、その根底には「〇〇までにはできるもの」というのがあった。
だから子供たちは、例え励まされたとしても「できない自分」に劣等感を感じちゃうんだよね。
そうなると、ますます体や心に力が入ってしまう。そして、できるものもできなくなる…。
負のスパイラルに陥ることも…。
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今の教育はどうなのかな?
子どもたちの立場になって考えて欲しいな。
「できないといけない」みたいな雰囲気ではなく、「これ楽しいよ!やろうよ!」の雰囲気にして欲しい。
「できる」「できない」じゃなく、「やること」に意味があるのだから!