「仮面ライダーカード」に夢中だったあの頃。店のオバサンに嫌味を言われた(笑)
1971年4月、突如として現れた我らがヒーロー『仮面ライダー』。
『仮面ライダー』と言えば“変身”だ。
変身ブームで全国の少年少女は大さわぎ。
当時小1だった僕も当然のごとく夢中になった!
で、その年に、カルビーが「仮面ライダースナック」というお菓子を発売したんだ。
それには「仮面ライダーカード」というおまけが付いていて、みんなそれが欲しいんだよね、だって集めるのって楽しいじゃん。
瞬く間に社会現象になるほどの大人気になったんだ。
カードの中には「ラッキーカード」ってのがあって、まぁ要するに、当たりくじみたいなもの。
それをカルビーに送ると、カードを入れる「仮面ライダーアルバム」がもらえる。
「ラッキーカード」はみんなの憧れ。簡単にゲットできるものではないんだけどね。
「アルバム欲しいな~」みんなそう思って、ライダースナックを買いまくってたよ。
でもね、それが、ある社会問題にまで発展してしまったんだ。
みんな欲しいのはお菓子じゃなくてカード。
だからライダースナックを買った子どもたちは、カードだけ取ってお菓子を捨てるようになっちゃったんだ。
この事はマスコミでも報道されて、小学校でも先生が「お菓子はちゃんと食べなさい」と注意をしてたものだよ。
■やっとタイトルの話になります(笑)
僕がライダースナックを買いに行っていた、お菓子屋さんの話なんだけど、その店のオバサン、子どもたちが買いに来ると端からカードしか渡さないんだよね。
「どうせお菓子はいらないでしょう」そう思ってたんだろうね。
でも僕はお菓子も欲しかった。
僕んちは、あまり裕福なほうじゃなかったから、お菓子も食べたかったんだよね。
で、買いに行くと、いつもカードしか渡してこないの。
だから毎回「お菓子もください」って言うわけなのよ。
オバサン、その都度、面倒くさそうな顔して店の奥からお菓子を持って来て、僕に「ほれっ」って渡すのよ。
で、ある日、また買いに行った時、やっぱりカードしか渡してこないから「お菓子もください」って言ったら、「けっ!あんただけだよ(お菓子も欲しがるのは)」って、嫌味を言われたんだよね!
あーあ、こっちはちゃんとお菓子を捨てないで食べようと思ってたのに。
大の大人がさ!これじゃあ教育上よくないよね!(笑)
とまぁ、そんなお話しでした。
そのオバサン、いっつも、つまらなそう~な顔して店番してたもんなぁ~…(笑)
思い出すと懐かしい😁