外見が好印象でも「伝え方」で直ぐにバレるから、日頃から練習が必要だよ!
大切な子供達へ
人は第一印象、見た目が大切だと言う事は知っているよね。
確かに中身も大事だけれど、内面を知る前にはやはり外見が先だからね。
さぁ、そこで今日は外見に含まれる要素で結構忘れられている事についてだ。
外見には、髪の毛、血色、服装、靴、清潔感、などなどのエチケットポイントは有るよね。
でもね、実は一番大切な要素は「見えないヤツ」なんだよ。
内面よりも先に伝わる「見えない外見」の一種だ。
それはね、「伝える基本力」なんだよ。
これが弱いと、どんなに素敵な外見で優しい笑顔をしていても、一言口を開くと相手に「?」と思われてしまうよ。
外見の第一印象が良ければ良いだけ、そのギャップが大きければ、あなたに対する印象はマイナスになってしまうよ。
「伝える」と言っても、楽しい話や時間を忘れさせるコミュニケーション能力ではないんだよ。
また、芸人さん顔負けの面白い話しを言う話術の事でもないんだ。
口下手とか人見知りとかも関係のない要素だから安心して良いよ。
「伝える基本力」とは、最小限の時間で最大満足の情報を相手に伝える力の事だよ。
もしかしたら、口下手とか口数の少ない人ほど、逆に得意になるかもしれないよ。
この「伝える基本力」があれば、皆が嫌がる1分間スピーチなんかも楽勝だ。
上司への報告も「コイツなかなかやるな」と評価を上げる事になるよ。
取引先きにも「この人だったら大丈夫だ」と信頼されるよ。
仕事の場面に於いて必要とされる人物は、皆、この「伝える基本力」が備わっているよ。
実際に短い1分足らずでの物事の伝達で、チャンスを掴んだ例は数多くあるんだよ。
その位に破壊力のある要素なんだよ。
見えるエチケットは最低限のクリアでOKだ、それよりも見えない外見武器の「伝える基本力」を用意するんだ。
「伝える基本力」を会得するには練習して慣れれば誰でも可能だよ。
ちゃんとやり方があるから大丈夫、能力なんて関係ないレベルの話しなんだ。
ただ、これを知っていても身に付けている人は少ないよ。
特にあなた達の様な若い年齢では凄く少ないから、より大きな武器になるから絶対に練習するんだよ。
「伝える基本力」とは伝達順序の徹底だよ。
先ずは最初に伝えるベキ事は「結論」だ。
これはよく聞く話だよね、皆、知っているよね。
でもどうして実践されないのか。
それはね、伝達情報の中に「言い訳」「評価欲求」「責任逃れ」的な事を表現しようとするからだ。
ビジネスでの伝達は決して個人的な意見感想ではなく、客観的な事実に基づく仮説なり現状なりの事実を伝える事だ。
だからダラダラとした前説は要らないんだよ。
「結論」の次は、その結論に達した「理由」を伝達するんだ。
要らない情報を削ぎ落して、仮説などの本流だけを伝えるんだよ。
折角「結論」から始めたのに、ここで分かり難い説明になっては元も子もないからね。
そして次は「具体例」だ。
「結論」+「理由」でおおまかな筋は伝わるが、それをより理解しやすくする為に「具体例」を挙げるんだ。
そして、必ず数字を使って表現するクセも付けるべきだね。
感覚的な言葉はビジネスでは事故の原因となるから要注意だ。
「大体終わってます」「今日中には大丈夫かと思います」とか言っていないかい?
感覚言葉は人によってとらえる意味が異なるから危険なんだよ。
「80% 終わっています」「遅くとも15時には提出できます」などの表現にすべきだ。
因みに、曖昧な感覚言葉を器用に使う人間と仕事をすると、後々大変な目にあうから、その都度、数字表現に置き換えて確認すると良いよ。
さあ、「結論」「理由」「具体例」と来てここで更に印象を強める為に最後にもう一度「結論」を言うんだ。
これが「伝える基本力」の基本形だよ。
勿論、口頭での伝達のみならず、文書を書く時もバツグンに効力を発揮するよ。
「あなたの強みを教えてください」
「新商品企画を考えて下さい」
「労働環境の改善点を見つけて下さい」など色々な場面の問いにたいしても「伝える基本力」を活用するんだよ。
「伝える基本力」は知っていてもキチンと身に付いている=自然と口から出るビジネスマンは少ないよ。
「知っている」と「できるの」違いは大きいよ。
「イマイチな人」なのか「できる人」なのか外見でバレているんだからね。
意識して繰り返し実践するだけで身に付く事だから、チャンスを掴みたいなら是非とも取り組むべきだ。
俺も挑戦続けてるよ。