出来ない事を素直に出来ないと言う所が「出来るヤツ」の特徴だよ
大切な子供達へ
活躍する場が増えるにつれ、自分では気づかないムリが重なっている事があるよ。
周りの期待に応える気持ちや、頑張りたい気持ちも増すよね。
ただ、ムリする事は絶対に避けた方が良いよ。
特に、期待に応える工夫は大切だけど、出来る人のフリをする必要は無いよ。
虚勢を張るまでいかなくとも、人はどうしても格好を付けたくなるものだ。
なぜ出来る人のフリをするのがダメかと言うと、そこには怖い裏の作用があるからだ。
出来る人のフリをすると言う事は、一見、他人に対して気持ち良い感じがするよね。
でも実は、そこには強い自己否定感が生まれていると言う事なんだ。
無意識の内に、自分を恥じている意識が育っていると言う事だね。
だから頑張ろうとすればする程に、自分に対する失望感が大きくなるんだ。
成功には自己肯定感が必須なのに、これでは心理的に破綻してしまうよね。
全てのペースが周囲の人の目に合わせる事になり「~であるべき」と言った強迫観念が強まるんだ。
こうなると、他人からの頼み事も断れなくなり、自分の仕事をする時間が減るよね。
益々、自己嫌悪に陥ると言う悪いサイクルに陥ってしまうよ。
だから、無理に虚勢を張る必要は無いんだ。
逆に、自分の弱さを認めてしまうと強くなれるよ。
今のあなた達は今のあなた達のままで良いんだよ。
そう自覚できると、堂々と自分の意見を言えるようになり、周りの目は気にならなくなるよ。
自分を大切にする事が一番大切な事だよ。
他人のお気に入りになる必要は全く無いんだ。
自分が自身のお気に入りになる様に、楽に自然体で臨むんだ。
「~すべき」と思い込むと理想的完璧主義に陥り、破滅の道を進む事になるんだ。
どうしてもやらなくてはならない物事なりば「~しよう」「~やっちゃおう」と言う気持ちにシフトする工夫をするのが良いよ。
そうする事で心に「余裕」が生まれて焦る気持ちも無くなるんだ。
仕事ができるかどうかは、周りの人はちゃんと見てくれているよ。
特に若いあなた達は出来るとか出来ないよりも、昨日より成長しているかを評価されるよ。
粗削りで全然構わないんだよ。
格好つける事無く、出来ない事は正直に教えを乞う事が正しい選択だよ。
それこそが出来るヤツとしての評価を受ける事に繋がるよ。
俺も挑戦続けてるよ。