ケロママ

日常のことをつらつらと。 楽しんでいただければ幸いです。 自分を整えるために書き、 自分を柔らかくするために読む。

ケロママ

日常のことをつらつらと。 楽しんでいただければ幸いです。 自分を整えるために書き、 自分を柔らかくするために読む。

最近の記事

小学生の時ほど嫌な時期はなかった

小学五・六年の頃、私は学校を休みがちだった。 昭和の頃の小学校の教師は、それはそれは恐ろしく(もちろん優しい先生もいたけど)、そのクラスはまるで軍隊のようだった。 例えば毎日の山のような宿題とミニテスト。 ミニテストの結果は、相撲の番付のように順位をつけられる。 ほかのクラスよりも早く登校して行われる、体力づくりという名の運動時間。 運動全般が苦手だった私には、苦痛以外のなにものでもなかった。 忘れ物をしたらプラスチック製のおもちゃのバットでおしりを叩かれる。しかもフル

    • さよなら鬼教官

      息子の頭の中には、息子を否定するもう一人の息子がいた。 そう、いた。過去形になったそうだ。   話を聞いて、そりゃしんどいだろうと思ってはいたが、気にするなと言っても仕方ないし、頭の中に入って退治できるものでもなし。どうしたらよいものかと思っていたが、最近では、ほとんど声が聞こえないという。 でも、どうやって? 息子が通学で利用する駅のすぐ近くには、大きな図書館がある。 バスの時間まで、時々利用するらしいのだけど、その時に読んだ本に自分と似たような境遇の話が書かれていた

      • 嫌いが少し薄くなる

        先月の水道代が引き落とされなかったので支払いに来いと、役場から封書が届いた。 振込用紙は入っていない。入れろよ。 私は役場に行くのが嫌いだ。 何が嫌だって、こちらから声をかけないと、ちらりと見ることもなく無視されるからだ。 いやいや、町民がなんの用事もないのにこんなとこ来ないでしょ。 「どうかされました?」の一言くらい、言えないもんかね。 毎回、毎回そう思う。 嫌なものは嫌だ。でも行かないわけにもいかない。 駐車場で私は眼鏡を外し、マスクをした。 案の定、今回もそ

        • ナチュラルな煽り

           ちょっとしたマウントをかましてくる人って嫌だよね。 娘と友人とそんな話になった。  救急車に何度も乗ったことがあるとか、タワマンに住んでいそうに見えると言われたとか、くだらない。 しかもそういうことを言い出す人は、話の腰を折ってまで自分の話をし始めるからタチが悪いよね。とかなんとか。   で、その話の中で友人が聞かされた話が、【外国人に間違われた】とのこと。   それはマウントなのか?と思いつつ私なら 「外国人って言っても色々だけど、どこの国だろうね」 って言うなー。 と話

          昨日よりも

          昔からゲームが好きだ。 今はスプラトゥーン、RPGやパズルゲームなども好きだったが、その中でも一番熱心に遊んだのはマリオカートだ。 一人暮らしをしていた頃で、その当時のハードは確かスーパーファミコン。 マリオカートの中でも特に私が熱中していたのは、タイムアタックというものだ。 タイムアタックには自分の記録(ゴースト)と戦える機能があり、私は自分の記録を抜くことに夢中になった。 毎朝出勤前に昨日の自分と戦う。それが日課だった。 我ながら何やってたんだ。 そして今。 娘が置いて

          昨日よりも

          最高の答え

          事故で亡くなったYoshiくんのインタビューを見た。 オーディションに合格した彼は、仲間のこと、そしてプロデューサーのYoshikiさんのことなどの質問に答えていたのだが、最後にインタビュアが言った 「頑張ってください」 に対して、最高だと思える返答をしていた。 よく、スポーツの大会など前に同じようなシチュエーションを見る。 私はそれを見て、いつもちょっとモヤモヤしていた。 「頑張ってください」 応援は力になる事もあるのかもしれない。でもプレッシャーにもなりうる行為だ。

          最高の答え

          サラダは自分でとりますので

          長年、ちょっと嫌だなと思っていたことがある。それは、シーザーサラダに乗っている温玉。どうしてパリパリとした食感が売りのシーザーサラダに、プニョプニニョでトロトロの温玉を乗せるのか。 数人で居酒屋に行くと、とりあえず最初に注文するメニューにサラダが加わることが多く、写真があるメニュー表なら温玉をチェックし、他に魅力的かつ万人受けしそうなものがあれば、そちらを推すようにしていたが、シーザーサラダの人気は高く、私は妥協せざるを得ないことがよくあった。 食べられない訳では無いけど

          サラダは自分でとりますので

          お悩み泥棒にならないために気をつけたいこと

           身の回りで起こる悪いことすべてとは言わないが、なかなかの頻度で自分のせいなんじゃないかと思っている友人がいる。 んなわけなかろう、悪の権化ですか?笑笑な話なのだが、本人は至って真剣なので常に罪悪感でいっぱいだ。  息子が学校に行かないのも自分のせいだと言うので、はたして本当にそうなのか考えてみた。 そもそも入学時当初から、学校に行きたくないと話していたことは聞いていた。 やっと行動したんだね。今までよく頑張ったねぇ。 私の感想はこうだ。なぜなら私も行きたくない日は学校に

          お悩み泥棒にならないために気をつけたいこと

          忘れる私 呆れる旦那

          私は過ぎたことをすぐに忘れる。 これは長所でもあり短所でもあると、自分でもよく分かっている。 先日旦那のコロナの保険会社への請求作業をネットで代わりにやった。 そういうことは得意とまではいかないが、旦那はさっぱりなので私が行う方が断然早い。 ただ、終わるとすぐに忘れてしまっていた。 子供たちの高校の入学時の書類とか、揃えておくものとか全然覚えてないので、いつでも初心者だ。 人に聞かれても何も答えられない。 で、その保険のことを後日旦那に聞かれた時に、何も答えられない私に酷

          忘れる私 呆れる旦那

          誰もお前に注目してないから

          藤井風くん、そしてカーリングシトーンズと2回続けて1人でライブに行ってみた。 1人ライブはいい! ステージと自分、しっかり向き合って堪能できるからだ。 『いや、誰かと行ったって、はじまったらそうなるでしょ。』 そんな人もいるでしょう。 しかし大切なのは、私はそうではなかった!ということ。そしてそれがわかったということ。 友達とのライブも、それはそれで楽しい。 何がいいって、終わったあとに感動を分かち合える点だ。1人だとそうはいかない。 でも、それって【終わったあと】の

          誰もお前に注目してないから

          空は青いと知る力

          色彩検定を受けようと思って、テキストや過去問などそろえて勉強している。 えらそうに言える話ではないが、私はこれまで勉強をしたことがない。 そりゃ小学校、中学校と普通に授業は受けていたけど、テスト勉強などはまったくしたことがなかった。 高校受験は勉強しなくても入れるような学校で、それこら先の進学はしていない。 働き始めても資格など、とろうと思ったこともなかった。 あ、1度だけ通信教育のトレースの講座受けたことあったわ。 途中で投げ出したけどね。 そんなわけで人生初の勉強

          空は青いと知る力

          嫌いの理由

           そういえば最近、夫婦の会話が減ったな。 私が何か話しかけても、「ああ、そうだね」とか「そういうこともあるよね」と、会話のキャッチボールにならない返事ばかり。 そんなに私と話したくないのだろうか。私の話に興味がないのだろうか。 長年連れ添った夫婦なんて、そんなものなのだろうか。 以前は旦那と話すのが楽しかった。 そもそも意見が合わない旦那とは、言い合いになることも多かったが、私にはない視点で物事を見ている旦那の話は、単純に面白かった。 どうして?私と話すことに興味がなく

          嫌いの理由

          のびしろですね

          わたしは自己肯定感が低い。 何かにつけて人と比べては、まだまだだと思うし、褒められても「いやいや、自分なんて…」と受け入れるのが苦手だったりする。 分かってる。人と比べるなんて意味の無いことだって。でも思考がすぐにそうなってしまうのだから仕方ない。 今の私にできることは、そう思ったそばから『人と比べるなんて意味の無いことだ』と心の中で訂正することだけだ。 って書いてて気づいた。 また否定してるし。 人と比べてしまう自分を。 まだまだだって思ったっていいじゃないか。それは

          のびしろですね

          被害妄想の作り方

          息子と話していた時の事。 何のことだったかはすっかり忘れたのだが、会話の途中で口ごもった私に突然 「どうせ俺に話してもわからないってか!?」 と言われた。 全然そんなことではなく、私はただ、息子にどう伝えたら伝わりやすいのか、言葉を選んでいたのだ。 そのことを伝えたらよかったのだが、私は息子にいわれもないことでキレられたのが嫌だったので、 「私の事、そんな風に考えてるって本気で思ってる?」 と聞くと、 「いや…考えないと思う」 そう、それは息子の被害妄想だ。

          被害妄想の作り方

          だいじょばない

          20代前半に勤めていた職場で出会った友達の話。 彼女は、順番でまわってくるお茶当番の日、嫌いな男性の同僚のコーヒーに塩を入れるような、気の強い子だった。 塩コーヒー あとで別の友人と飲んでみたけど恐ろしくまずく、それを知らずに飲まされた同僚には同情したな。 そんな彼女とは、休日も数人で遊びに行ったり、お酒を飲みに行ったりする仲だった。気が強いところもそれはそれで面白かった。 ある日、午後から調子が悪そうだけど、我慢して働いていた彼女。 どうやら重めの生理痛だったよう

          だいじょばない

          親子だね

          娘に彼氏ができた。 普段からいろいろなことを話してくれる娘なのだが、初彼氏との浮かれた話も話してくれる。のろけだ。 そんなにじっくり聞く話でもないのと、実はまだ会ったことのないネットで知り合った相手ということで話半分に聞いているのだが、そんな彼との間では、結婚したら~てな話もしているようだ(オイオイ) 娘との電話は、基本スピーカーなので、息子も旦那も聞いていることもあるのだが、「結婚式は、ハワイで。なんていいよね~」なんて話していた時気づいた。 旦那、飛行機大嫌いじゃ