再び始めるオトナの歯列矯正
いつか大人になったら…
幼い頃は『いつか大人になったら、醜いアヒルの子が白鳥になったように、自分の歯は綺麗になる』という御伽話のような事を信じていた。
なんの話かというと、ワタシの歯は薬害で元々歯の色が変色して生えていて、(幼い頃処方された抗生物質のせいらしい。)白い歯ではなかったという話である。
乳歯が生え替わる時期を経て大人の歯が生えても変わらず、思春期になって、ある日御伽話のようなことはあり得ないと悟った日がある。確か小学校五年生の時だ。
その日を境に口元を隠すような喋り方、笑い方、食べ方になって、日常で自分の姿を鏡で確認するのが怖くて仕方なくなった。それからは鏡で自分の顔を見ることができなくなってしまっていた。
現実逃避したまま成人に
問題を現実逃避したまま成人し、ふとしたある日、自分の歯をヒト様と同じようなレベルまで、変えられる事を知る。
知識との出会いはいつも偶然であり必然だ。
本気で悩んでいる事は、本当に誰にも、そして自分にも言えないものである。認めたくないが故に現実逃避して、自分の心の中でさえも隠蔽し、鏡を見ない事で無かった事にしていた訳だ。だから表面では何も悩んでないように見えたのかもしれない。
解決策があると知ったワタシは、ついに治療する決死をする。とても端折って書いているが、それに至るには自分の中でも複雑な心境の変化があった。
その時は今のようなホワイトニングの選択肢がなかったので、自分の歯を削りセラミックの被せ物をする事を選んだ。その時歯列矯正も一緒に行った。
最初の歯列矯正後…
初めて白い歯で知り合いに会う時、とても恥ずかしかったのを今でも覚えている。でも、良いと言ってくれて肯定してくれた事が、今のワタシを支えている。みんなありがとう。
初めて歯を見せて笑えた日だ。(完全に総セラミックでなくて、裏側のみ金属が出ているので、歯の裏汚い真っ黒なヤニがついてるヘビースモーカーな人ってウワサされた事もあった。ちがうけど。)
その後、白い歯で就職して、結婚して、子育てして、仕事を再開してと、ここ何年間は、子どもの小児歯科の定期検診には行くものの、自分の歯のことは忙しさとお金が勿体無いという事で疎かにしていた。何十年も歯医者に全く行かなかったという訳ではなく、お気に入りのオトナ向け歯医者さんが、見つけられなかったというところである。
ある日突然…
でもある日、セラミックの歯が突然取れて、歯医者に行かなければならなくなる。
コロナで動画を撮るのが流行り、自分も動画を撮ると、下の歯がガタガタになっているのに気づいて愕然としたのも最近だ。完全に治療したと思っていたオープンマウスもだいぶ戻っていた。このままでは統計的に100%8020を達成することができないらしい!(8020=80歳までに20本以上の自分の歯でいられること)
歯って年齢と共に動くのね・・・永久じゃないの・・?知らなかった!!
知識との出会いはいつも偶然であり必然だ。
再び歯列矯正を始めることになるのである。いまさらである。
でも、ここでやらなかったら一生後悔する気がした。
健康で長生きしたいから!
まあそれに、綺麗になる努力をすることは、とても良いことであるよね。
詳細は宣伝チックになるのは嫌だし、ステマではないので伏せるが、今頑張っているとだけ書いておく。
いくつになっても綺麗になるには…
コレはただ、子どもにかけるお金と違って、自分にお金をかける事が今まで出来なかったから、コレからはしようと思う。宣言な記事である。
(最近身近に使う自動でピントがあうメガネもポンと買っちゃったり。シワ予防できるかも!と思った瞬間にポチっとしちゃった。)
でも、どんな感じなのか悩んでいる人には言いたいけど、本当に少しずつ歯が動いていて変わっていくのがわかる。お金を使っても変える価値があるように思う。ネットを見ると失敗例もあるらしいので、判断はご自身で。
あと2年ぐらいでマスクをはずしても大きく笑顔になれる歯並びになっているのかもと思うとワクワクする。
まだ結果は出てないけどね。
(ポエム おしまい)
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