今日の一枚「MOOD」HASAMI group
おはようございます。
今日の大阪は雨がしとしと降っていましたね。
僕は雨の日が好きです。土砂降りは嫌ですが
雨音のようなホワイトノイズは集中力が上がって仕事がはかどる気がするし、雨の日に聴きたくなる曲ってありますよね。
僕はかなりの雨男で、ここぞって時はだいたい雨なので、
頭の中でトラヴィスの「Why Does It Always Rain on Me?」をよく歌ってます。
今日の一枚はそんなトラヴィスの……ではなく笑
同じく雨の日に無性に聴きたくなるアルバム。
HASAMI group の19枚目のアルバム「MOOD」です。
曲目(太字はおすすめ曲)
01.PIANO
02.君の街は
03.Internet Lovers
04.俺の癇癪に施設が騒然
05.特盛!万引きイスカンダル
06.とうきょう銀粉
07.夢の泡立ち
08.立ちすくむ国家
09.MOOD
10.白舟
11.カズマの面白FLASH倉庫
12.ショック情報
13.リストカット・ディズニー
14.異次元
15.HIKIKOMORI MC BATTLE take.3
16.Cameraman
17.Quietly Start
18.景色がほしい
特に雨の要素があるわけではないのですが、なんか聴きたくなるんです。
HASAMI groupは青木龍一郎という男性と他数人のメンバーによる"アマチュア"バンドです。
2006年に結成し、今年で18年目となる大ベテランでありながらレーベル等に所属せず、完全個人でやっているアーティストになります。
詳細については下のホームページやバンドの17年間の歴史を45分にまとめた動画を見てみてください。
45分は長いと思うかもしれませんが、年数を考えたらむしろ短いとも言えます。
僕がHASAMI groupを知ったのは、あるライブで知り合った太宰くん(仮称)にこのアルバムを勧められたのがきっかけでした。
彼の音楽センスには絶対の信頼を置いているので間違いないだろうというので聴いたら見事にどハマりしたわけです。この場を借りて感謝したい、ありがとう。
太宰くんとの出会いについては下記事余談参照
HASAMI groupの曲は5枚目のアルバム以降(12枚目はCDのみ)の曲はほぼ全曲無料で配信(公式サイト、YouTube、Bandcamp)しています。
Apple musicやspotifyその他サブスクやCDはありません。(一部を除く)
僕がHASAMI groupを好きな理由は、楽曲の良さはもちろんなのですが、ほぼ全ての曲の作詞、作曲をしている青木龍一郎氏の"リスナー(聴き手)としての姿勢、考え方"をリスペクトしているからです。
青木氏は独自の企画としてYoutubeに上がっている曲を全て聴いてランキングをつけるというのを10年近く前からやっています。
本当に全部見ているかはわかりませんが、再生回数0という動画までチェックされていてランキングのラインナップは再生回数やジャンル、国、関係なく純粋に青木氏がいいと思った曲で構成されています。
人気のある音楽=いい音楽という考えに対するアンチテーゼ。
そこに向けられているのは音楽そのものに対する純粋な愛。
その愛が楽曲にも色濃く反映されているから好きなのです。
なによりもHASAMI groupの18年というキャリアが彼の音楽、言葉に説得力を持たせています。
名音楽プロデューサーとして知られるブライアンイーノが「このアルバムは全く売れなかったが、聴いた全員がバンドを始めた」と言ったThe Velvet Undergroundのバナナアルバムのように、HASAMI groupの音楽も、たとえ一般に周知されていなくても今をときめくアーティストたちに与えている影響は大きいと思います。
サブスクを解禁しなかったり、CDを出さないという姿勢からも、音楽を売らない=アマチュアであるという自負や誇りのようなものを感じます。
かなりの散文になってしまいましたが、散文ついでに僕が好きなHASAMI groupの曲をアルバム関係なく紹介して終わります。
いかがだったでしょうか。
HASAMI groupは現在も精力的?に活動していて、年1枚のペースでアルバムをリリースしています。
最新作「パルコの消滅」も大名盤なのでこの記事で気になった方は調べてみて下さい。
閲覧いただきありがとうございました。