Perfumeを知った
自己紹介が苦手だけど、プロフィールで絞り出した「Perfume」のことを書きます。
知るきっかけは、世間の人とほぼ同じ「ポリリズム」という変な曲です。
変だからこそ知ることができた名曲ですね。
「ポリリズム」を知ったときは、Perfumeは管轄外でした。
当時の私は、青春時代に聞いていた「Judy And Mary」のようなパワフルな女性ボーカルに自由にギターが遊んでいるバンドを探していました
Perfumeは「アイドル」というカテゴリーで認識していたので、探し物と違うと思い管轄外にしていました。
ポリリズム以降に出す曲も面白かったのでアルバムは買って聞いていたけど、彼女達をテレビとかで見ていませんでした。
ポリリズムから数年経って、気が付けば「GAME」「⊿(トライアングル)」「JPN」の三枚のアルバムが手元にありました。
JAMが好きすぎた反動が大きかったのか、曲は聞くけど夢中になる歌手やバンドに出会えていませんでした。
そんな放浪している時に、自分のバイオリズムが非常に低下した時期がありました。
フラッと立ち寄ったCDショップで見つけたのが、『Perfume 3rd Tour 「JPN」』のDVDだった。
そのDVDには、「初回盤にキャンセルが出ました」と少し寂しいことが書かれて売られていました。
そこで閃いた。
「下がったバイオリズムを打破するために、普段はやらないことをやろう!このDVDを買って、正面からPerfumeを見てやろうじゃないか!」
テレビの歌番組を見てないし、ミュージックビデオも見てない。
彼女達が、どのようなパフォーマンスをするのか、ほぼ知らない状態で、「JPN」の映像にぶつかりました。
そして、見事に負けた。
見る前に「かわいい」や「きれい」を想定していたのに、見終わったときには「カッコいい」という想定していなかった言葉が加わっていました。
個人の完成度が高くキレのあるダンスの上に、三人のシンクロ率の高さに驚かされた。
そのシンクロ状態を保ったまま、ダンスに向いていないヒールを履き、チョコチョコと小股でフォーメーションを変えている姿は可愛かった。
シンクロしてるかと思えば、順々に違う動きをしていくなど多彩だった。
彼女達は、私が思っていたより難しいパフォーマンスをやっていた。
パフォーマンスをしっかり見えた理由は、三人という程よい人数だったからだと思う。
全体のシンクロ状態を見ることができ、個人の動きも追えるバランスの良い人数だった。
当時から大人数でパフォーマンスをしているのを見ると「どこを見ればいいの?」と戸惑うことがあった。
三人という人数は、絶妙で戸惑いなく見ることができた。
曲はキレキレの鋭さを見せながら、MCはユルユルだった。
そして、お客さんに対しての、お辞儀が深くて長かった。
曲が売れ名前も知られて、有名になっているのに深くて長かった。
彼女達のパフォーマンスだけでなく、人間性も見てしまった。
曲は好意的に聞いていたから、好きになる以外の逃げ道は無かった。
アイドルという色メガネをかけた状態で見ていたせいで、彼女達の素晴らしさに気付くのが遅くなったことに反省しました。
そして、過去のライブDVDを集めて見ていくと、益々、ハマった。
彼女達のパフォーマンスを見て、印象が変わったのは「edge」という曲である。
アルバムだけを聞いていたときは、単調に思えて、しかも8分越えの長さで好きではなかった。
正直に言うと早送りしていた。
「edge」の映像を見て、彼女達のパフォーマンスを最大限に発揮している曲だと分かりました。
バキバキのソロダンス、輪唱のような遅延ダンス、動きを止めて座るダンスなど、パフォーマンスと合わさることで完成される面白い曲と気付きました。
今では「edge」を聞くと彼女達が躍るイメージが思い浮かび、テンションの上がる曲になり大好きな曲へと変貌しました。
ちゃぶ台をひっくり返してくれたPerfumeを今後も聞き見ていく。
「JPN」の初回盤をキャンセルした人には、Perfumeを知ることができ、感謝しかありません。
若いPerfume好きな人に聞いてみたいことがあります。
「ポリリズム」が出た時に音楽を聞いていた年齢だった人は、「ポリリズム」でPerfumeを知った人が多いと思います。
「ポリリズム」が出てから暫く経って音楽を聞くようになった若い人たちは、何の曲でPerfumeを知ったのだろう。