映画感想文
「君の名前で僕を呼んで」
舞台は北イタリア。
エリオの父は大学教授で、オリバーはその助手として、ひと夏家族と共に同じ家で過ごす。
2人が出会い、次第に惹かれ合う話。
イタリアの避暑地の景色がまず、美しい。
光も、木々も、川も。
古い家の軋む音や 生活音もいい。
それから、
エリオが奏でるギターやピアノ、
使われてる挿入歌もすごくよかった。
くっついたり、離れたり、
探り探り近づいていく2人の距離
ふたりは次第に恋人となり
それから
夏が終わり、離れ離れになってしまう
エリオの父も、母も
エリオとオリバーの気持ちを察していたし
2人の関係もおそらく知っていて、
それでも 見守っている。
それは、確かな見守りだった。
求められればいつでも助けられるところに居て
口は出さない
それに、
彼を否定しない
恋人との分かれに 打ちひしがれる息子に
悲しみや苦しみから逃げずに、
きちんと味わい尽くして、
次のエネルギーにするよう言葉をかける
この映画は
美しい2人の男性のひと夏の恋の話だけど
わたしはエリオの家族関係、親子関係が印象的で
とても難しいことではあるけど
こういう親でありたいなと思った。
ラストは哀しい終わり方ではあるけれど、
お父さんの言葉が
ずっと心にこだましてる
そういう終わり方だったように思う
Spotify 叶姉妹のファビュラスワールドで
叶姉妹のおふたりがオススメしていた映画の一つ
これを機に観れてよかった
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