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WOWOWで「さまよう刃」視聴※ネタバレ

放送されたのが去年だから随分と乗り遅れだけど、ようやく観た。原作は読んでないが2004年の作品。寺尾聡主演の映画は2009年。ざっくりなあらすじのみの予備知識で比較的まっさらな気持ちで見始めて、第一話の無残なシーンの連続に気持ちが折れかけた。…最後まで見届けられるのか?私 長峰に感情移入出来たのは中の人が竹野内豊だったからではない(はずw)。自分の子供を理不尽な、異常に残忍な形で殺された親の気持ちになってしまう。殺したいと思っても仕方ないと感じた。もちろん法律では許されない

    • 『決戦は日曜日』感想 ~ 赤楚くんについて※ネタバレあり

      そもそも、この映画を観たきっかけが我が最推し赤楚衛二が出演しているから。ありがとう!赤楚くん。私を坂下雄一郎監督作品に出会わせてくれて。 赤楚衛二の名前がキャストの三番目に表記されていることはファンとしては嬉しい限りだが、物語の序列的には秘書軍団揃って三番手の印象。おそらく監督もそのつもりで撮っていたと思う。 しかし!ここは赤楚衛二ファンの一人として、彼の演技にスポットを当て記しておきたい。推しですからね、箸が転んでもスタオベする所存。 赤楚衛二『決戦は日曜日』撮影を振

      • 『決戦は日曜日』感想 ~ 2回目観たぞ※ネタバレしかないです

        主人公は窪田正孝演じる谷村勉だが、のっけから宮沢りえに圧倒される。代議士である父親が倒れ後継者として担ぎ上げられた娘の有美(宮沢)、代議士の周辺で利益を得てきた者たちの都合だけで決まったことだが、当の本人は知る由もない。病床の父親が希望したという理由を信じ、使命感と正体不明の自信に満ち溢れた彼女の言動はインパクトだけがやたらと強く空気読解力ゼロ、一言でまとめるならウザイ(笑)。 初対面を果たした後の後援会事務所での秘書たちの会話で、候補者と意識の隔たりが分かる導入部分である。

        • 『決戦は日曜日』感想 ~ 坂下雄一郎監督のためならイ○ンモールの前で呼び込みをしてもいいと思った

          面白かった。 公開初日のレイトショーで観て以来、この面白さを広く世間に伝えるにはどうしたらいいのか考えていた。そして焦った。早く広めないと公開が終わってしまう(謎の使命感) ベテラン議員が病で倒れ無知な娘が担ぎ出される、何となく物語の察しは付きそうだ。公開前のインタビューで宮沢りえの思い切った演技を共演者が絶賛していたのである程度予想はしていたが、登場から凄い。何が凄いって、超ウザイ(褒めてますw)彼女の言動のハチャメチャ振りに窪田正孝始め秘書チームが振り回されるのだが、

        WOWOWで「さまよう刃」視聴※ネタバレ

        • 『決戦は日曜日』感想 ~ 赤楚くんについて※ネタバレあり

        • 『決戦は日曜日』感想 ~ 2回目観たぞ※ネタバレしかないです

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          映画『99.9-刑事専門弁護士』を観たぞ。※超ネタバレ注意

          https://movies.shochiku.co.jp/999movie/ 年の初めの映画鑑賞。元々ドラマが好きで映画めちゃくちゃ楽しみで年末スペシャルドラマもきっちり録画して視聴済み、万全の状態でレイトショーに行った。結論から申し上げると大満足、期待通り面白かった。このドラマの良さは、脚本と演出に役者の演技がガッチリとハマった絶妙なバランスにあると思っている。松潤を中心としたキャストの掛け合い、ふざけた場面をどんな風に見せるか、ツッコミのリズムが独特で私は好き。榮倉奈

          映画『99.9-刑事専門弁護士』を観たぞ。※超ネタバレ注意

          こんなん朝から放送してもええんか?『カムカムエヴリバディ』(褒めてますw)

          マメに投稿する人になろうとしていたのは、秋。気がつけば最終回予想をしていた『おかえりモネ』が終わって、感想を書くタイミングを完全に逃した。(因みに予想は大外れwww) 朝ドラクラスタの皆さん、こんな話になると思ってましたか?可愛い萌音ちゃんと北斗くんの甘酸っぱい初恋、根底に流れる岡山の空気と甘いあんこの香り。戦争が絡んでくるのは分かっていたので悲劇的な展開になることまでは予想出来たけれど…これ、朝からしてもいいドラマ? 脚本家は藤本有紀さん、『ちりとてちん』と『平清盛』も

          こんなん朝から放送してもええんか?『カムカムエヴリバディ』(褒めてますw)

          SUPER RICH のキャストで割と真剣に『水戸〇門』を考えてみた

          最初に。ほんの冗談です。真剣に冗談を考えただけなので、これを読んで不快になった方がいても怒らないでください。お願いします。 コーモン様(江口のりこ):冷静沈着。旅の途中で遭遇する難事件にも的確な指示をし解決に導く手腕はあっぱれ。どんな時でもクールな表情を崩さないため、カクさんから「たまには豪快に笑って締めてくださいよ」と言われることもしばしばだが、「何でそんなことせんとあかんねん」の一言で済ませている。因みに、ピンポイント的に差し込まれると思われた関西弁が殆どの台詞に使われ

          SUPER RICH のキャストで割と真剣に『水戸〇門』を考えてみた

          『おかえりモネ』最終回予想、というより願望(笑)

          今週を含めてあと3週か…当たり前だけど撮影終了してるし最終回もどうなるか決まってるだろうから、放送される前に勝手に予想する。ほとんど個人的願望、こうなって欲しいなってやつ。 爺さんの牡蠣養殖とか、拗らせみーちゃんとりょーちんが結局どうなるのかとか、正直予測がつかなかった。(モネと菅波についてはなーんも心配してないし)しかし、今日の第22週の一回目を見てピンときた!(大体外れるがw) 婆さん(雅代、何かの木に転生中)の七回忌のお参りに訪れた及川親子。手土産は苺、どうやら新次

          『おかえりモネ』最終回予想、というより願望(笑)

          うろおぼえ『ダンサー・イン・ザ・ダーク』私の印象

          『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が劇場で再上映されるらしい。私はビデオレンタルで一度だけ観た。絶望的な物語だがミュージカル映画である。そもそもミュージカルの印象がハッピーストーリーだという貧困な発想しかない方が問題か(笑)。そう言えば『嫌われ松子の一生』もミュージカルだもんな、ミュージカルって奥深い。 一度だけしか観ていないので細かいところの記憶が抜け落ちている。いや、覚え間違いがある可能性も大。なので、感想というより印象を。 物語は不条理でやるせない。ハッピーエンドとは程

          うろおぼえ『ダンサー・イン・ザ・ダーク』私の印象

          映画『ドライブ・マイ・カー』を観た

          同じ喪失を体験した二人は同じように悲しむことが出来なかったのだろうか? 幼い娘を病気で亡くした家福夫妻。妻は女優を辞め悲しみに暮れる日々を送っていたが、ある時、夫とのSEX中に物語を語り始めた。ことが終わると彼女は全てを忘れてしまっていたが、夫がそれを話して聞かせ文章にまとめた。家福 音が脚本家になった経緯である。夫婦のそれは夫・悠介にとって妻へのホスピタリティだったのか。「創作活動」が音の悲しみを癒してくれるのならば、他の男と寝ることにも目を瞑った。 何も言わずに妻の全

          映画『ドライブ・マイ・カー』を観た

          私がモネを推す理由

          朝ドラで、ヒロインの恋にここまで心を持っていかれると思っていなかったよ。清原果耶と坂口健太郎の瑞々しい演技と細やかな脚本のためか。二人のことを思うと、萌える萌える。 鈍感と言っていいんだろうか。モネが菅波のことをどう思っているのかが中々分かりづらかった。「あなたに会いに来たんですけど」へのほぼ無いに近い反応に、コイツは菅波のことを何だと思っとるんだよ!と多少のイラつきを持って見ていたんだけど、どうやらモネ自身が分かっていなかった、というのが正解だったのかな、と。 「僕は、

          私がモネを推す理由

          「すばらしき世界」を観て~介護現場のシーンについて(※ネタバレあり)

          (書きかけて放置していたのを今頃気づいた(笑)。このまま闇に葬ってもよかったのだが、読み返してみたら映画を見た時の感情が湧き上がってきたのでひっそりと供養することにする。) いい映画だった。時間を作って観に行って良かったし、人にも勧められる。 役所広司、やっぱり好き。存在感、迫力、人間の可笑しみを絶妙なバランスで見せてくれる。もちろん他の配役も素晴らしかったし、西川美和監督の演出ありきの作品の良さ。 ...感想がつまらん(笑)。語彙力の無さが辛い 以下、ネタバレ。終盤

          「すばらしき世界」を観て~介護現場のシーンについて(※ネタバレあり)

          山口百恵と阿木燿子を”古い”と感じてしまった

          昨日のトレンド一位に「山口百恵」が躍り出たのは、NHKで引退コンサートが再放送されたから。永遠の歌姫・百恵ちゃんが引退したのは1980年。アンコール無しのラストコンサートで白いドレスの彼女がマイクをステージに置いて去る姿、後に三浦友和さんと教会で挙げた結婚式でのウエディングドレスの美しさは40年以上経った今でも色褪せない。 楽曲もそうだ。ドラマティックな歌詞を憂いを帯びた眼差しで歌い上げる彼女は美しい女優そのもの、今なお人々を惹きつけて止まないからのトレンド一位なのだろう。

          山口百恵と阿木燿子を”古い”と感じてしまった

          「私をくいとめて」とコールドケース3「壁の女たちへ」を観て思ったこと

          映画やドラマを観て、自分に投影しがちなのは年齢のせいかもしれない。 20年以上前に31歳おひとりさまだった私の生活はみつ子とは全く異なるものだったが、自分が選んだ生活に納得し満足すると同時に、世間でいう普通に対する漠然とした不安な感情を行ったり来たりする毎日だったように思う。 「私だって会社で簡単に今のミニお局におさまったわけじゃない」 気楽そうに過ごす日々の間にエアポケットのように訪れる焦りの気分、やらかした記憶。親友に打ち明けて解放することもあれば、心の一番下に押し

          「私をくいとめて」とコールドケース3「壁の女たちへ」を観て思ったこと