iOS/iPadOSの"低電力モード"の効果はいかほど?
みなさんこんにちは。
iOS/iPadOSには、"低電力モード"というバッテリー消費を抑える機能があります。
実際どのくらい効果があるものなのか、検証してみました。
"低電力モードとは"
公式サイトによれば、
とのこと。
制限される機能はこちら。
iPhone 12 モデルの 5G (ビデオストリーミングは除く)
自動ロック (デフォルトは 30 秒後)
ディスプレイの明るさ
ProMotion ディスプレイ搭載モデルの iPhone/iPad のディスプレイのリフレッシュレート (最大 60 Hz に制限)
一部のビジュアルエフェクト
iCloud 写真 (一時的に停止)
自動ダウンロード
メールの取得
App のバックグラウンド更新
設定するには「設定」>「バッテリー」に中のメニューか、コントロールセンターに追加してオンにします。
また、バッテリー残量が少なくなると低電力モードをオンにするポップアップが表示されます。
バッテリーの減り具合を確認してみる
今回は手元にあるiPad mini 5で検証しました。
条件としてはWi-Fi接続下で、半日ほど操作せずにバッテリーの減り具合を確認します。
まず低電力モードで試してみます。
開始時点は朝の8時半、バッテリーの残量84%でした。
約11時間が経過し、夜の19:18に確認すると、残量81%になっていました。
消費したのは3%となります。
続いて通常のモードで確認します。
同様に朝の8時半開始、残量は58%です。
約11時間後の19:15に確認してみると・・
あれ・・・?
消費したのは4%、なんとほぼ変わらない結果となってしまいました。
結果をどう考えるか
今回の検証で結果が変わらなかった要因を考えてみました。
元々私のiPadでは写真の同期など重たいバックグラウンドタスクをあまり実施していなかった
待ち受け状態で測定したため、画面の輝度の影響を受けなかった
iPadは相対的にバッテリー容量が多いため、バッテリー節約効果が現れにくかった etc..
といったところかなぁ。ちょっと釈然としませんね。
なおiPadを操作しているときでは、体感では低電力モードでも通常でもバッテリー消費量はさほど変わらないように感じました。
やはり特定のタスク処理に必要な電力は大差ない、ということなのでしょう。
検証としては中途半端な結果になってしまいましたが、1つのケーススタディにはなりました。
今度はiPhoneで試してみたいですね。(でもiPhoneを一日中使わないのは難しいかなぁ・・)
以上お読みいただきありがとうございました。