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Apple製品のデバイス管理 2024

みなさんこんにちは。

9月になりAppleの新製品と新OSがリリースされましたね。

ということで、今年もWWCDのセッションから、デバイス管理に関する新機能を見ていきたいと思います。
今年はVision ProとAIが中心だったためか、MDM関係はあまり大きな更新はなさそうでした。

公式情報はこちら


Vision ProのABM登録

Vision Proが早速ABM登録できるようになるようです。
ABM登録できるということは、ADEによるキッティングが可能になるということですね。

実はまだVision Proの実物を見たことがないんですが、使っている企業ってどのくらいあるんでしょうか。

アクティベーションロックの解除

少し前から、ABMのデバイスメニューに[アクティベーションロック]という表示が増えました。

ABMに登録した端末であれば管理者が強制的にアクティベーションロックを解除できるようになったようです。

個人用Apple IDで運用している環境ではアクティベーションロックで困る事態もあるかと思うので、解除方法が増えたことは良いアップデートだと思います。

監視モードでは原則アクティベーションロックがかからないため、困ることはそれほどないかもしれません。

ABMでのドメイン管理の改善

独自ドメインでManaged Apple IDを作成する場合、独自ドメインのユーザー名が既に個人用Apple IDで使われていると非常に厄介です。

どう厄介なのかはここでは割愛しますので、他の情報をご覧になってください。

今回のアップデートでは、独自ドメインで作成された個人用IDをABMに取り込み、一定期間経過後にManaged Apple IDとして利用できるようにするそうです。
個人用の方は別のIDが割り振られてそのまま残るようです。

今のところ公式ドキュメントは更新されていなさそうなので、まだリリースされていないということでしょうか。
競合するユーザー名がわかるようになるのであればとても助かるんですけどね。

制御項目の追加

その他細かい機能追加として、OSアップデート、Safariの拡張機能、Mac上でのコマンド実行、外部ストレージ制御などに関する設定が紹介されていました。

まとめ

今回はWWDCのセッションからデバイス管理に関する内容を見てみました。

昨年はManaged Apple IDに関して色々とアップデートがありましたが、今年はそこまで大きなトピックはなさそうな印象でした。

Intuneではこれから宣言型デバイス管理が本格的に入ってきそうですので、各MDMサービスのリリースも確認しつつ、様子を見ていきたいと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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