夢と妄想
最近、夢と妄想について考えていた。
ふと小学生の頃、道徳の授業で使っていた「心のノート」
将来の夢の欄に社会人と書いていたことを思い出した。
当時から、夢を持つと上手くいかなかったとき悲しみが増すだけ、と豪語しており、無難なものを書いた。
しかし、今や社会人がこんなに難しいとは、子供の私には夢にも思うまい。
夢を持つことを拒否していた私だが、妄想はよくするなと。妄想癖というやつ。
もし、魔法がつかえたら、どんなのがいいか・・・
もし、漫画やゲームを作るとしたらどんな内容にするか・・・
もし、この店で万引きした時、防犯カメラに映るだろうか・・・
もちろんしませんよ。
ファンタジーから現実味のあるやつまで、ちょくちょくしてしまう。
夢と妄想、どちらも頭で空想を描いているのに大違いだなこれ、と。
夢が持つ意味は、目標に近く、達成するまでの道程は遠くにあるイメージ。
コストも計測不能で、どれほどの時間・資金・努力が必要になるかは未知数。ものによっては強運を求められる。なんとおそろしいことか。
ただ、理解を深めると徐々に現実味を持たせることはできる。
かわって妄想は、はなから達成する気がないときに描くもの。
所詮、絵空事なので無料。キャンバスも絵具もいらない。
現実にできる妄想はあれど、気力がなかったり、常識的にアウトだったりでする気は起きず。
どちらも楽しいけど、夢は輝いて、妄想は淀んでいる勝手なイメージ。
人間味のある想像でありながら、使い分けてるのかなと考えていた次第でした。