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子供探し ―Copilotが書いたバージョン―

先日、「子供探し」という短編小説をnoteに発表しました。 実はアイデアを練る段階でAIアシスタントのCopilotにも同じ書き出しで小説を書いてもらっていました。千葉雅也さんがやっていて面白かったので真似しました。以下にCopilotが書いたバージョンを公開します。 【Copilotに与えた指示】 そういえば俺には子供がいる。男の子か女の子か、誰との間に産まれた子供なのかも思い出せない。とにかく先週あたりに産まれて、この家のどこかにいるはずなのだ。それを見つけなければな

    • 子供探し

      そういえば俺には子供がいる。男の子か女の子か、誰との間に産まれた子供なのかも思い出せない。とにかく先週あたりに産まれて、この家のどこかにいるはずなのだ。それを見つけなければならない。 家は真っ暗だった。俺はリビングの蛍光灯を点けると、四つん這いになった。赤ん坊の目線になったほうが見つけやすいと思ったからだ。テーブルの下やTVの裏を探した。部屋の隅には埃が溜まっていて、這いまわっているうちに目が痒くなってきた。どこにも子供はいなかった。 その時、ミシッと何かが軋むような音が

      • メモ:ジェンダー・アイデンティティについていつも考えること

        たとえば男性であれば「ペニスが生えている」「身体がゴツゴツしている」「戦いを好む」など、生物学的なものから社会規範的なものまでいくつかの「男性の/男性らしい特徴」を挙げることができる。 そのうち「これが欠けたら男性ではない」と言えるような「男性の本質を決定する唯一の特徴」は存在しない。また「100個のうち20個当てはまれば男性である」などとも言えない。 それでも人にはジェンダー・アイデンティティというものがある。ジェンダー・アイデンティティがないという人もいるが、ある人に

        • 光合成と分裂

          もしも魔法使いが1つだけ願いを叶えてくれるとしたら、あなたは何を願うだろうか。 僕は「人類を光合成と分裂によって生きられるように進化させてくれ」と願いたい。 まず光合成についてだが、日光を浴びるだけで生きるために必要な栄養を生成できれば、ものを食べる必要がなくなる。そうすれば世界から貧困がなくなる。賃金労働も必要なくなる。 分裂で増えることができれば、性行為をして子供を産み育てることをしなくて済む。人類から性別、性差がなくなり、もちろん性差別もなくなる。恋愛や性行為は芸

        子供探し ―Copilotが書いたバージョン―

          左手で書(描)いてみよう!

          もう10年以上になるが、ずっと左の肩だけが凝っている。マッサージ屋さんに行くと右肩も同じくらい凝っていると言われるのだが自覚症状があるのは左だけだ。 左肩を回すとボリボリと音が鳴る。胸鎖乳突筋(だと思う、正確な部位の名称はわからない)が鎖骨とぶつかるところで音が鳴っているようだ。寝る時は左腕を下にして横たわるほうが身体が安定する。左肩のほうが内側に入りやすくなっており、ちょうどよく「収納される」ような感じがする。頬杖をついたり、机や洗面台などで何気なく体重を支える動作はすべ

          左手で書(描)いてみよう!

          優先順位って難しい

          優先順位ってホント難しい。仕事はもちろん、休日のように比較的自由に時間を使える状況においてはその難しさが余計に際立つように感じられる。 「やるべきこと」と「やりたいこと」なら、どちらを優先すべきだろうか。基本的には「やるべきこと」を先に済ませ、その後で「やりたいこと」をやるほうがよさそうだ。しかし「やりたいこと」や心理的負荷の低い動作を先にやることで行動に勢いがつく場合もある。 たとえば自分は趣味で瞑想をしているが、瞑想は頭がすっきりするので一日のうちでも先にやったほうが

          優先順位って難しい

          フォロワー0の憂鬱

          先日、ツイッターで英語でつぶやくアカウントを作った。 「今日のランチはカレーだった」とか「瞑想を10分間した」などのシンプルな内容を英語でツイートしている。自分で英語の文章を考えているわけではなく、まずは日本語でシンプルな文章を書き、Google翻訳で英語にしている。 しかし、いまだフォロワーが0人である。英語圏のアカウントと相互フォローになりたいのだが、どうやって相互フォローになればいいのかわからない。 普段使っている日本語のアカウントでは、趣味のつながりで相互フォロ

          フォロワー0の憂鬱

          英語でツイートしてみる。

          昨日、ツイッターのサブアカウントを作った。目的は英語でツイートするためだ。 東浩紀さんに『弱いつながり』という本がある。サブタイトルは「検索ワードを探す旅」。この本は「ネットは階級を固定する道具です」という衝撃的な一文から始まる。 インターネットの普及によって、物理的、あるいは社会的な距離を越えていろいろな人と交流できるようになった……普通はそう考えられている。しかし、その人の検索するワードが似たり寄ったりのものであれば、いつでも同じような情報がサジェストされ、SNSで似

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          2021年上半期ベストアルバム

          2021年上半期ベストアルバムを9枚選びました。ざっくり紹介と感想を書いてみます。 順番は順位ではなく、リリース順です。 原因は自分にある。/多世界解釈男性7人のダンスボーカルグループ。以前SpotifyにBoys Group Japanという男性アイドルやダンスグループの曲を集めたプレイリストがあって(今は消えた)それを聴いて知ったグループです。まず名前がインパクトありますよね。「原因は自分にある。」 ってグループ名っぽくないですし、どちらかといえば「君のせいじゃないよ

          2021年上半期ベストアルバム

          閉じる癒しと開く癒し

          日頃の疲れを癒すべく、スーパー銭湯に行ってきました。 スーパー銭湯に行く途中、コンビニで缶チューハイと唐揚げを買って、公園で飲みました。小雨が降っていました。陰鬱な雲に覆われた日こそ、飲酒日和という感じがします。 酒を飲んでお風呂に入るのは、あんまり身体にいい習慣ではないと思います。アルコールが入っていると、お風呂もサウナも、長時間入ることが難しくなります。ときどき給水器で水分補給しながら、身体に負荷をかけすぎないように、だらっとお湯に浸かってきました。酒と風呂、どちから

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          エロマンガ制作後記

          去年エロマンガを完成させました。 大学生のときにちょっとだけマンガを描いていて、就職しても何かしらマンガが描けたらいいなと思っていたのですが、ずっと描けずにいました。それをようやく描くことができて、とても嬉しかったです。 もともとエロマンガを描こうなんて思っていませんでした。もっと詩的なものや、メッセージ性のあるものを描きたいと、漠然と思っていました。 なぜエロマンガを描こうと思ったのかというと、まずアイデアが浮かんだからです。2017年の正月休みに、公園で瞑想をしてい

          エロマンガ制作後記

          喋るように書く

          最近「喋るように書く」というのを試しています。このnoteも、ですます調で、喋るように書いてみます。僕はときどきツイキャスをやります。ツイキャスで不特定多数の人に向かって喋ることをイメージして、文章を書くわけです。 きっかけは千葉雅也さんのツイートでした。数年前のツイートでしたが、千葉さんがですます調で書くと書きやすくなることがあるとツイートされていて、それを真似してみようと思ったわけです。 僕は以前から、悩みを言葉にすることで、自分自身をエンパワーメントするようなことが

          喋るように書く

          「かわいい」が憑依する。

          犬や猫、赤ちゃんなど、かわいいものを見たときに「かわいい~っ!」と言いたくなる。 女性のように、甲高い声で「かわいい~っ!」とはしゃぎたくなる。 声変わりしてからというもの、高い声が出なくなった。 喉仏のせいで、思うように「かわいい~っ!」と叫べない。 感情の表出に身体が対応していないように感じる。 それでも、かわいいものを目にしたとき、自分のうちに「かわいい気持ち」が芽生える。 対象の「かわいい」が自分に憑依するように感じる。 かわいい女性を前にした時も同じだ。

          「かわいい」が憑依する。

          『軽い男じゃないのよ』感想

          映画『軽い男じゃないのよ』を観た。 感想を書こう。 あらすじ主人公ダミアンはアプリ開発を仕事にしている男性である。 ダミアンは職場の女性や、通りすがりの女性に対して、性的に侮蔑するような態度を習慣的に取っている。 ある時、道行く女性をからかいながら上機嫌で歩いていたところ、看板の柱に激突して意識を失う。 目を覚ますと、そこは男女の立場が逆転した世界であった。 あらゆる場面において女性が「上」の立場にいる世界なのだ。 男女逆転の世界ダミアンが転生する男女逆転の世界の特徴は

          『軽い男じゃないのよ』感想

          カミュ『異邦人』の感想文

          カミュの『異邦人』と『ペスト』の感想文を書こう。 今日はまず『異邦人』から。 『異邦人』は、読んだのがだいぶ以前だ。 あんまり共感できないというか、あんまり好きじゃない作品だったのは覚えている。 「不条理」を描いた作品であるらしい。 その評判を聴いて、期待して読んだ。 まず、主人公ムルソーは、母親が亡くなったにも関わらず、翌日にガールフレンドと海水浴に行く。 母親が亡くなったのに、悲しくないのか? たとえ悲しくなかったとしても、社会には「そういう時は悲しそうに振る舞

          カミュ『異邦人』の感想文

          おまじない

          エロマンガを描いている。 エロマンガを描きながら、たまに「エロマンガを描いている」とか「エロマンガ作業中」などとツイートするようにしている。 そうすることで自分が勢いづく感じがするからだ。 ツイッターの前はミクシィを使っていた。 ミクシィでも、何か試験を受ける前に、その試験に向けて勉強した内容や、あるいは「勉強している」ということを日記に書くようにしてきた。 SNSに「○○をしている」と投稿することで、その行為をしている自分が勢いづくような気がする。 他人の目に晒される

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