打合せは旅の始まり
僕の1番の楽しみな休日の過ごし方は、月に一回釣りに行く事です。(最近は行けておらず溜まってます。涙)
釣りの2週間くらい前からソワソワし始めて、空き時間を見つけては釣具をイジイジしている訳ですが、6月から解禁のタコ釣りとなれば手作り仕掛けを作って備えます。
タコを釣るのはエギと言ってエビの形をしたルアーですが、エギの頭上で浮遊させて離れたところにいるタコの注意を引き、エギを見つけやすくする「タコビラ」という道具を作ってより良い釣果を狙う作戦です。
市販の部品を切って繋いでの作製ですが、この材料を買うところから既にワクワクしています。作っている時も、エギの上で浮遊しているところをイメージしながら作るので、頭の中ではもう海に出かけています。
つまり僕は2週間前から釣りの気分を楽しんでいるんです。
住まいづくりの話に変わりますが、打ち合わせをして着工(工事に着手する)までに短くて半年、長いと1年以上打合せをする事もあるかと思います。
着工するまでに多くの事を決めていかないと行けないのでクライアントを急かしてしまう場面も出てくるはずです。そんな忙しい打合せ期間も含めて住まいづくりなので、なるべく打合せ期間も「楽しかった」と思える時間にしたいです。
この人生の一大イベントを最大限に満足いくものにするために、打合せの価値をもっと高めていきたいと思います。
ただ僕はお口がベタベタなので、トークで楽しませることはなかなかハードルが高いです。今のところは、ダラダラとした方向の定まらない打合せにならないよう、しっかり準備をして限りある時間でちゃんと決められるような打合せの仕方に意識が向いてますが、もっと楽しくイベント的な場面もありつつ、上等な手描きスケッチなどでお土産が出来るくらいの打合せが出来ればと思ってます。
今はハウスメーカーのいち外構担当ですが、いつか誰かの家を丸々設計させていただく時に備えて、色々工夫を凝らして思い出に残る打合せを提供出来るようになりたいと思います。
という、僕の抱負のお話でした。